薬膳マイスターは、中国の伝統的な食事と東洋医学を学びながら取得する資格。
就職だけでなく、家族の健康管理に役立つことから、ママたちの注目度が高い資格の1つです。中華料理の知識が全くなくても1ヶ月~4ヶ月で資格取得が可能。
飲食業だけでなく、福祉施設やスポーツクラブでの就職にも役立つので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
この記事の目次
- そもそも薬膳とは
- 薬膳マイスターの資格とは
- 薬膳マイスターの資格が活かせる仕事
- 薬膳マイスター資格の取得方法
- 薬膳マイスターの資格が取得できる通信講座
- 薬膳関連のその他の資格
- 薬膳を学ぶことで自身も家族も健康的に
そもそも薬膳とは
薬膳マイスターの資格についてご紹介する前に、そもそも「薬膳」についてあまり知らないというママもいますよね。
薬膳とは中華料理のジャンルの1つで、健康づくりや体調不良を解消するのに役立つ食材や生薬を利用した料理を指します。
ただ、薬膳マイスター資格を取得するさいに学ぶのは、中華料理ではなく「和漢膳」。
和漢膳とは、中華料理の薬膳を日本人の舌や体質に合うようにアレンジしたものです。そのため、中華料理が苦手なママでもチャレンジしやすい傾向にあります。
薬膳について勉強していたら、日常生活においてあまり見聞きしない食材が登場することもあります。
しかし、薬膳の知識は毎日料理を作っているママなら違和感なく受け入れられるものがほとんど。
参考:薬膳の考え方である"陰陽"
たとえば、薬膳の考え方の基本の1つである「陰陽」について考えてみましょう。
ナスビとカボチャがあった場合、どちらが「陰」でどちらが「陽」の食材かわかりますか。
正解はナスビが「影」の食材で、カボチャは「陽」の食材です。
普段から食材に触れていると、頭の中にあるイメージで直感的に分類できてしまいますよね。
薬膳マイスターの資格を取得するためには、このような食材の分類を学び、最適な組み合わせを身につけることができるので、育ち盛りの子供を育てているママにうってつけな資格。
体の健康だけなく心の健康にも役立つ食材も学ぶこともできるので、日常のあらゆるシーンで薬膳の知識が役立ったと好評です。
薬膳マイスターの資格とは
そんな薬膳マイスター資格とは、健康のため日常の食卓に薬膳を取り入れるための知識があることを証明する資格。
正式には「和漢薬膳師」という名前で、少し難易度が高そうにも感じますよね。
認定機関は、一般社団法人和漢薬膳食医学会。さらに勉強を重ねれば和漢薬膳医2級、1級、特級とレベルアップもできます。
一定のレベルまでは自宅での取得可能
和漢薬膳医2級~特級は東京にて講義を受ける必要がありますが、薬膳マイスターの資格は在宅でも取得できるという特徴が。
そのため、子育てに忙しいママでも取得しやすいと人気が高まっています。
食事にかかわる資格ですが、趣味要素が強い資格というわけでもないので、履歴書に書けば就職試験で有利になることも。
薬膳マイスターの資格について尋ねられ、説明するうちに面接官と意気投合し、無事就職が決まったというママもいます。
薬膳マイスターの資格が活かせる仕事
薬膳マイスターの資格を取得したら、食品を扱う企業や医療関係機関への就職試験の際、アピールポイントになります。
またフリーランスとして働ける環境が整っているママの場合、薬膳マイスターの資格を活かして開業するのもおすすめ。
薬膳マイスターの資格を取得して、料理研究家やフードコーディネーターとして働くママは実際にとても多いです。料理店や料理教室を開業したいと考えている際も、お店や教室のセールスポイントにできます。
そのほか、飲食店や福祉施設、スポーツクラブで働きたい場合も、薬膳マイスターの資格を取得していることで有利になることが。
普段から食に対する意識が高いことを証明できるので、採用担当者の印象もよくなるようです。
薬膳マイスター資格の取得方法
薬膳マイスターの資格を取得するには、通信講座で薬膳の種類や特徴から学ぶ必要があります。
薬膳について理解が進むと東洋医学の考え方を学び、どのように美容や健康に活かしていけるのかを学習。
薬膳マイスターの資格取得の際は、簡単な和漢膳調理も必要です。
そのため、学習教材には薬膳レシピ集もあり、実際に調理をしながら薬膳の知識を深めることも可能。普段の食事に薬膳の知識を活用することで、家事と勉強を同時進行させれるのもうれしいですよね。
薬膳マイスターの資格が取得できる通信講座
薬膳マイスターの資格が取得できる通信講座は2つあります。いずれも学ぶ内容は同じなので、申し込み方法や支払い方法などを比較しながら使いやすい方を選びましょう。
一般社団法人和漢薬膳食医学会
薬膳マイスターの資格を生み出した、和漢薬膳食医学会の通信講座で薬膳マイスターの資格を取得することができます。
学習は基本的に4冊のテキストと2枚のDVDで完了するので、ママのちょっとした隙間時間にコツコツ勉強すれば2ヶ月で資格取得できることも。
勉強の途中でわからないことがあったら、メールなどで質問することも可能。薬膳マイスター資格の生みの親ともいえる学会の専任講師が、わかりやすく解説してくれます。
▼詳しくはこちら▼
>>一般社団法人和漢薬膳食医学会<<
がくぶん
がくぶんでは、和漢薬膳食医学会が発行したテキストを使用した通信講座を受講できます。
がくぶんで薬膳マイスターの資格を取得するメリットは、お仕事サポートページが利用できる点。
薬膳マイスターの資格を取得したあと、どのように資格を活かせばいいのかなどお役立ち情報が満載。資格取得後のママの仕事探しを応援してくれます。
▼詳しくはこちら▼
>>がくぶん<<
薬膳関連のその他の資格
薬膳への関心の高まりから、最近は薬膳マイスターに似た資格も登場。
基本的にどれも学ぶ内容は同じですが、アプローチの仕方が多少異なります。
資格取得のためにはどんなに忙しいママでも、時間を作って勉強しなければなりません。自分に合う学び方を考え、その学び方を実践できる資格を選び学習するのも、負担が少ないかもしれませんね。
薬膳漢方マイスター
薬膳漢方マイスターは薬膳マイスターと同じように、薬膳の基礎を学べば取得できる資格。
ただ学び方に大きな違いが。薬膳漢方マイスターは、オンライン通信講座formie(フォーミー)で資格を取得することができます。
formieはスマホを使って学習ができるため、家事や育児に追われているママや、現在仕事をしているママに大人気のオンライン通信講座。
薬膳漢方マイスター資格も1ヶ月という短期間で取得できるので、早く資格を取得して就職に活かしたいママにおすすめです。
▼詳しくはこちら▼
>>formie(フォーミー)<<
薬膳コーディネーター
薬膳コーディネーターは、本草薬膳学院が認定する資格。通信講座のユーキャンで資格を取得することができます。
メインテキストはたったの2冊。イラストや写真が豊富に使われているテキストなので、勉強が苦手なママでも取り組みやすいと好評。
薬膳料理をすぐに作れる行平鍋や舌の状態で健康をチェックできる舌診ボードも教材に含まれるので、教材が届いたその日から実践を交えた学習ができます。
▼詳しくはこちら▼
>>ユーキャン<<
薬膳インストラクター
薬膳インストラクターは日本能力開発推進協会認定の薬膳資格。キャリアカレッジジャパンの通信講座にて資格を取得することができます。
インストラクターという名称から、福祉施設やスポーツクラブでの食事に関するアドバイザーとして働く際にも役立つ資格。
4ヶ月程度で取得できる資格ですが、700日まで無料で学習期間を延長することが可能。毎日勉強する時間を確保できるか不安なママにうれしいシステムですよね。
▼詳しくはこちら▼
>>キャリアカレッジジャパン<<
薬膳を学ぶことで自身も家族も健康的に
薬膳マイスターの資格を取得したママに話を聞くと、就職に活かせたことよりも自分がきれいになれたことがうれしいという声もよく耳にします。
薬膳を日常の食事に取り入れると、健康になれますし、ダイエット効果や美容効果も期待できますよ。
今すぐ仕事に就く予定がなくても、薬膳マイスターの資格を取得することで生活の質がワンランクアップ。薬膳の知識を家族の、そしてママ自身の健康や美容に役立てていけるといいですね。
Photo by Photo AC