離乳食後期になると、素材そのものの食事からステップアップし、赤ちゃんも複数の具材を組み合わせたものを食べるようになりますね。
そこで、家族とシェアできる作り置きレシピがあればいいな!と考え、実際に試したレシピをご紹介。
離乳食後期のレパートリーを増やすのにもおすすめです。
※紹介する離乳食メニューは、小麦・乳・卵も含まれます。ご参考いただける場合、アレルギーの有無について慎重に進めてからトライしてみてください。
この記事の目次
- 離乳食後期「作り置きレシピ」の考え方
- 家族とごはんをシェアできる時期
- 離乳食が進まない場合の解決策になることも
- 作り置きレシピは冷凍保存可能
- 離乳食後期に!赤ちゃんとシェアできる「作り置きレシピ」7選
- 作り置きレシピのアレンジに使える「生協」が便利!
- 作り置きを活用して離乳食づくりの負担を軽減
- 全員プレゼント!お食事用「バーバパパのエプロン」
離乳食後期「作り置きレシピ」の考え方
離乳食後期になると使える食材も増えるので、離乳食メニューの考え方は思いのほか簡単。
離乳食のレシピを見ながら買い物に行くのもいいですが、先に買い物に行くのもおすすめです。
旬の野菜などをたくさん買ってきて、その野菜を使った作り置きレシピを考えた方がレパートリーも広がりますよ。
たくさん食材を買ってきても、作り置きするうえ、家族とシェアするのでムダにしてしまうこともありません。
育児本などにしばられないことで、離乳食づくりが今まで以上に楽しいと思えてくるはずです!
家族とごはんをシェアできる時期
赤ちゃんと家族がおかずをシェアできるようになるのは生後10ヶ月前後から。離乳食後期になり、少しずつ食べられるものが増えてきたころから試してみましょう。
ただ、離乳食の進み具合は赤ちゃんによりバラバラ。
次にあげる4つのチェックポイントを確認し、すべてクリアできてから家族との作り置きおかずのシェアを検討してみましょう。
1.離乳食後期に入って1~2週間以上経過している
2.食べられる食材のレパートリーが広がっている
3.固形状のメニューが食べられる
4.調味料を使った離乳食が食べられる
離乳食が進まない場合の解決策になることも
離乳食後期になってから、なかなか離乳食を食べてくれない赤ちゃんもいますよね。そんなときに家族と作り置きおかずをシェアすると、食べてくれるようになったという声もあります。
<ママの声>
離乳食後期になってなかなかごはんを食べなかったのに、調味料を使い始めたら食べるようになりました。
ドロドロの離乳食がいやだったみたいで、家族のおかずから取り分けて、固形のものをあげてみたら食べてくれた
2歳のお兄ちゃんが食べているメニューを分けてあげたら、喜んで食べてくれた!
このように、作り置きのおかずをシェアすることで食が進んだというママも多いので、離乳食が進まないことを悩んでいるママもぜひ試してみてくださいね。
作り置きレシピは冷凍保存可能
ここでご紹介する、赤ちゃんと家族がシェアできる作り置きレシピはすべて冷凍保存可能。
離乳食後期でも簡単に食べれる大きさに切ったら、離乳食用の保存容器やファスナー付きポリ袋に入れて冷凍しましょう。
アレンジをする前の状態で冷凍保存しておくと、同じ作り置き食材でも毎回違う味を楽しめますよ。
離乳食後期に!赤ちゃんとシェアできる「作り置きレシピ」7選
離乳食後期ごろのやわらかさの目安は、歯ぐきでつぶせるくらいのやわらかさ。
そのため、赤ちゃんと家族でシェアする作り置きレシピは煮物や煮込み料理が中心でした。
ここでは、実際に試して美味しかったおすすめ作り置きメニューのレシピをご紹介。
離乳食として、また大人向け料理として使い分けるのアレンジポイントもまとめています!
どれも基本の作り置きレシピなので、ご家庭の味に合わせてアレンジしながら楽しんでくださいね。
1.冷蔵庫にある野菜でできる作り置きメニュー「ポトフ」
「たまねぎ・にんじん・じゃがいも」。煮込み料理に欠かせない3つの野菜を使うポトフは離乳食後期の作り置きシェアで大活躍します。
<材料>
たまねぎ・・・2個
にんじん・・・1本
じゃがいも・・・2個
キャベツ・・・4枚
ウインナー・・・2本
塩こしょう・・・少々
コンソメキューブ・・・2個
<基本のレシピ>
1.たまねぎ・にんじん・じゃがいもの皮をむき、やわらかくなるまで煮る。
2.キャベツをざく切りにして入れてさらに煮る。
3.食材がやわらかくなったら、離乳食利用分を取り分ける。
4.ウインナーとコンソメ、塩こしょうを加えてひと煮立ちすれば完成。
<離乳食アレンジレシピ>
・ベビーフードのトマトソースと和えてミネストローネ風に。
・ベビーフードのホワイトソースの素を加えてシチューに。
・とろけるチーズをかけてトースターで焼けばグラタン風に。
<大人向けアレンジレシピ>
・カレールーを加えてカレーに。
・シチュールーを加えてシチューに。
参考にしたレシピ:大きく切って入れるだけのポトフ☆
2.レパートリーが広がる!「トマトソース」
和食にも洋食にも使えるトマトソースがあるだけで、離乳食後期のレシピのバリエーションが増えます。
時間があるときにたくさん作り置きして冷凍しておくと便利!
トマトがおいしい夏なら、トマト缶ではなく生のトマトを使ってもいいですね。
<材料>
トマト缶(カットトマト)・・・1缶
たまねぎ・・・1個
オリーブオイル・・・大さじ3
塩こしょう・・・少々
<基本のレシピ>
1.たまねぎをみじん切りにするかフードプロセッサーにかける。
2.フライパンでオリーブオイルを熱し、たまねぎが透き通るまで炒める。
3.トマト缶を2に加えて5分煮込む。
4.離乳食用に取り分ける。
5.塩こしょうをして再び煮立ったら完成。
<離乳食アレンジレシピ>
・にんじんやじゃがいもなどお好みの野菜を加えてミネストローネ風に。
・軟飯に混ぜ、粉チーズをかけてトマトリゾット風に。
・茹でてカットしたパスタやマカロニと和えてトマトパスタに。
<大人向けアレンジレシピ>
・ハーブソルトを加えるとイタリアン風ソースに。
・パンにトマトソースをぬり、ピザ用チーズをかけてトースターで焼けば、ピザトーストに。
・切ったナスの上にとろけるチーズ、更にパン粉をかけてオーブンで焼いてもおいしい!
・炒めたお肉や野菜と炒めてトマトパスタに。
3.作り置きおかずの定番「ひじきの煮物」
作り置きや常備菜の定番としても人気のひじきの煮物。離乳食後期に積極的に食べさせたい栄養豊富な食材が詰まっています。
ひじきの煮物は作り置きの場合2~3日で食べきりたいですが、冷凍保存なら2~3週間保存可能。
お弁当のおかずにも使えるので、大人用にも作り置きしておくと便利です。
<材料>
ひじき缶詰・・・110g
にんじん・・・お好みで
油あげや鶏肉ミンチ・・・お好みで
しょうゆ・・・大さじ1
みりん・・・大さじ1
だし汁・・・50cc
ごま油・・・小さじ1
<基本のレシピ>
1.細切りにしたじんとひじき、油揚げや鶏肉ミンチを鍋に入れ、ごま油を加えて2~3分炒める。
2.だし汁とみりん・しょうゆの半量を加えて10分くらい蒸し煮にする。
3.離乳食用に取り分ける。
4.残りのみりん・しょうゆを加えて混ぜ、水分をとばしながら炒めたら完成。
<離乳食アレンジレシピ>
・軟飯に混ぜて、ひじきまぜご飯に。
<大人向けアレンジレシピ>
・豆板醤を加えてピリ辛に。
・オムレツの具に。
参考にしたレシピ:基本のひじき煮
4.やさしい甘さが人気!「かぼちゃの煮物」
甘みのあるかぼちゃは離乳食後期の赤ちゃんにも人気の食材。
おかゆやパンがゆ、うどん、パンケーキなどいろいろなメニューに加えることができるので、常にストックがあってもいいくらいです。
<材料>
かぼちゃ・・・1/2個
しょうゆ・・・大さじ2
みりん・・・大さじ1
酒・・・大さじ1
水・・・かぼちゃが1/3浸かる程度
<基本のレシピ>
1.かぼちゃの綿と種をとり、ラップに包んで600Wの電子レンジで3分加熱する。
2.食べやすい大きさにカットし、皮を下にして鍋に並べる。
3.2に水を加え、しょうゆ・みりん・酒の半量を加えて中火にかける。
4.煮立ったら弱火にし10分ほど煮たら量を離乳食用に取り分ける。
5.残りのしょうゆ・みりん・酒を加えてさらに10分煮れば完成。
<離乳食アレンジレシピ>
・つぶしたかぼちゃにパン粉をまぶして焼けばコロッケ風に。
・ペースト状にしてホットケーキやパンの材料に。
<大人向けアレンジレシピ>
・鶏ミンチを使ったあんかけをかけると食べ応えアップ!
参考にしたレシピ:かぼちゃの煮物
5.やさしい甘さの「ポテトサラダ」
やさしい甘さで離乳食後期にも大活躍するじゃがいも。
ゆでてマッシュしたじゃがいもは口当たりがやさしく、食の細い赤ちゃんにもおすすめしたい作り置きレシピです。
<材料>
じゃがいも・・・3個
きゅうり・・・1本
塩・・・2つまみ※塩もみ用
塩こしょう・・・少々
マヨネーズ・・・大さじ3
<基本のレシピ>
1.適当な大きさに切ったじゃがいもを耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかけ電子レンジで10分程度加熱する。
2.キュウリをスライスし塩もみして水分を絞る。
3.じゃがいもをつぶす。
4.離乳食用に取り分ける。
5.きゅうり・マヨネーズ・塩コショウを加えて和えれば完成。
<離乳食アレンジレシピ>
・ゆでてみじん切りしておいた野菜ミックスと和えれば離乳食後期用ポテトサラダに。
・小さく丸めて焼くとサクサク食感が楽しいお焼きに。
<大人向けアレンジレシピ>
・ハムやゆで卵、カニカマを加えるとさらにおいしくなります。
参考にしたレシピ:簡単10分*結局一番シンプルなポテサラ*
6.手づかみ食べの練習に!「さつまいものレモン煮」
レモンの酸味がさつまいもの甘みを引き立てる秋にぴったりの作り置きレシピ。
安納芋のような甘みの強いさつまいもを使うのがおすすめ。
離乳食後期の赤ちゃんにも食べやすい食感に仕上がります。
*レモンはアプリ「ステップ離乳食」では紹介していない食材ですが、みかんと同じ柑橘類なのでゴックン期から試すことができます。
<材料>
さつまいも・・・1本
塩・・・小さじ1
レモン・・・1/2個
<基本のレシピ>
1.輪切りにしたさつまいもを水にさらしてアクを抜く。
2.1を鍋に入れてひたひたの水を注ぎ、塩とレモンを加えて中火で10~15分ほど煮る。
3.離乳食用のさつまいもは皮をむいておく。
<離乳食アレンジレシピ>
・小さくカットしてごはんに混ぜると即席芋ごはんに。
・裏ごししてパンケーキの材料に。
参考にしたレシピ:簡単さつまいものレモン煮
7.作り置きしてもやわらかい!「豆腐入り鶏つくね」
鶏のひき肉は、豚・牛のものに比べて脂が少なく、離乳食後期でも食べやすい食材。
豆腐を加えてこねることで、作り置きしておいてもふわふわとやわらかい食感を保てます。
お好みに合わせてにんじんやひじきを加えてもおいしい!
<材料>
鶏ひき肉・・・300g
豆腐・・・150g
たまねぎ・・・1/2個
★砂糖・・・大さじ1
★しょうゆ・・・大さじ1
★酒・・・大さじ1
★水・・・大さじ1
★みりん・・・大さじ1/2
<基本のレシピ>
1.たまねぎをみじん切りにする。
2.鶏ひき肉とたまねぎ、豆腐をボウルに入れてよく練って食べやすい大きさに丸める。
3.油を薄く敷いたフライパンで焼き目がつくまで蒸し焼きにする。
4.離乳食用に取り分ける。
5.3のフライパンに★をすべて加え、全体に味が絡んだら完成。
<離乳食アレンジレシピ>
・焼きのりで巻くと風味が増します。
・ベビーフードのあんかけをかけると食べやすさアップ。
<大人向けアレンジレシピ>
・七味唐辛子をかけるとピリッと大人味に。
参考にしたレシピ:【幼児食〜大人まで】豆腐入り鶏つくね
作り置きレシピのアレンジに使える「生協」が便利!
作り置きおかずはアレンジすればいろいろな離乳食が作れます。特に離乳食後期ごろになると、嫌いなものを食べるのを全力で拒否する赤ちゃんも登場。
そんなときは、アレンジに役立つ便利アイテムをそろえておくと安心。
市販のベビーフードを混ぜるのもいいですし、生協などで取り扱われている冷凍の野菜ペーストがあると栄養バランスも整えられます。
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作り置きを活用して離乳食づくりの負担を軽減
離乳食作りはルールが多くて大変ですよね。しかし離乳食後期になると少しずつアレンジできるように。
さらに大人用のごはんをつくるついでに離乳食も作れるようになると、ママの負担も大幅に軽減されます。
作り置きおかずから離乳食を取り分けする際は、「離乳食後期に使える食材」と「ふさわしいかたさ」になるよう注意することが大切。
そこにさえ注意すれば、ママのアイデアをどんどん取り入れて構いません。
赤ちゃんも、パパやママと同じごはんを食べられることがうれしいはず!みんなが笑顔になる作り置きレシピ。ぜひお試しください。
(Photo by 写真AC)
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