
「可愛いものもたくさんあるんですけど、その危険性が少ないかとか、窒息の危険がないかとか、すぐ壊れてしまって怪我する危険がないか、角がないかとか、そういうところは気にして選ぶようにしています」
そう話すのは、4歳・2歳・2ヶ月の3人のお子さんを育てているそらさん(sora_mama__)。現在はInstagramで育児グッズレビューを中心に発信し、「そらさんが紹介しているものならまちがいない」と多くのママたちから信頼を集めています。
保育士として1歳から5歳までのクラス担任を経験したそらさんの育児グッズ選びには、一般のママとは違う「プロの視点」がありました。
コロナ禍で実感!情報発信の大切さ
そらさんが育児グッズの発信を始めたきっかけは、1人目の育児中にありました。
「1人目の時はちょうどコロナ禍で、育児グッズがたくさんあっても実際に見に行くことができませんでした。その時の情報源がInstagramだったんです。先輩ママたちが発信してくれている育児グッズのレビューがとても役に立って、本当に助かりました」
この体験を通して、正確で役立つ情報発信の価値を実感したそらさん。今度は自分が情報を発信する側になりたいと思うようになったのだそうです。
「私の保育士目線で選んだものや、3人のママとして厳選したものが、誰かの役に立てるのではないかと思って発信を始めました」
そらさんの発信には「育児の『ツラい』を『幸せ』へ」というコンセプトがあります。この想いの背景には、ママの笑顔が子どもの幸せにつながるという考えがあるそうです。
0歳のグッズ選びは命にかかわる!保育士そらさんの選び方

0歳の時期について、そらさんはこう語ります。
「0歳は一番育児グッズが必要な時期だし、一番繊細な時期です。可愛いだけで選ぶのではなく、窒息の危険がないか、壊れにくいかなど、安全性を最重視しています」
スワドルなどの商品を選ぶ際も、そらさんは慎重です。「いろんな種類が出ていますが、口コミや商品紹介をよく読んで、納得できるものを厳選しています」
とはいえ、「0歳の赤ちゃん時期は一番可愛い時期でもあります。自分が可愛いと思うものを選ぶことで育児のモチベーションにもなると感じています」と、機能性だけでなく見た目も大切にしているんだとか。
子どもの成長とともに、選び方の基準も変わります。そらさんは2歳頃を過ぎると、お子さんの自主性を大切にしているそうです。
「2歳、3歳になってくると色や種類の好みも出てくるので、本人に選んでもらうようにしています。自分で選択できる子になってほしいので、そういうところから意識しています」
ねかしつけの救世主!グッズ活用で夜が変わった
3人の子育てをする中で、そらさんが最も苦労したのが寝かしつけでした。
「育児の中で一番辛いのは子どもが寝ないことです。1人目の時はとても悩みました」
しかし2人目からは、育児グッズを積極的に活用することで状況が一変したといいます。
「2人目はスワドルなどの育児グッズに頼って、かなり寝るようになってくれました。これは本当に助かったので、3人目でも活用しています」
この経験から、そらさんは育児グッズを上手に活用することの大切さを実感しました。育児に悩んだ時は、グッズに限らず人の力も借りながら、頼れるものには頼って自分の心と体の健康を保つことを意識しています。
なぜ「まちがいない」と絶賛されるのか
なぜそらさんの投稿がこれほど支持されるのでしょうか。実際に寄せられている声を聞いてみました。
「育児グッズを詳しくレビューした投稿では『本当に分かりやすかった』『これを見て買おうと思いました』『使ってみて本当に良かった』『そらさんが紹介しているものならまちがいないと思っています』と言っていただけるのがとても嬉しいです」
また、個別の悩み相談への回答も多くのママたちの心に響いています。「『1人じゃないと思いました』『とても励まされました』と言っていただけることが、とても嬉しいです」と、そらさんは語ります。
おしつけない温かい発信を心がける理由
現代のSNS事情について、そらさんはこんな想いを抱いています。
「SNSには『これはNG』『これはダメ』『こうしなきゃ』という情報があふれていて、私自身、それをみて憂鬱な気持ちになってしまうことがあります」
だからこそ、そらさんは温かく前向きな発信を心がけているそうです。
「私のアカウントを見てくれる方には、少しでも温かい気持ちになってもらえるように投稿していきたいと思っています。誰かを煽るのではなく、そして『こうしなきゃ』とプレッシャーを与えたりするのではなく、事実や自分の経験を、ひとつの選択肢として分かりやすく発信していきたいと常に意識しています」
育児グッズ選びに悩むママたちへ

最後に、そらさんが特に届けたいと思っている人たちについて伺いました。
「育児グッズの投稿をよくしているので、どれがいいのか、どう選べばいいのか分からず迷っているママが、私の投稿を見て『これを選んで良かった』と思ってもらえたら嬉しいです」
毎日子どもを育てているだけで、あなたは100点満点!
そらさんのお話から見えてきたのは、保育士として培った安全性への配慮と、3人のママとしての実用性とのバランス感覚でした。
年齢に応じて選び方を変え、育児グッズを上手に活用することで、ツラい育児を少しでも楽しいものに変えていく。そんなそらさんの発信には、多くのママが救われています。
「毎日子どもを育てているだけで100点満点なので、すでにとても頑張っていることを伝えたいです」
保育士として培った専門知識と、3人のママとしての実体験。
その両方を兼ね備えたそらさんの発信は、これからも多くのママたちの育児グッズ選びを支えていくことでしょう。
●教えてくれた専門家 そらさん(sora_mama__)
現役保育士で、4歳・2歳・2ヶ月の3人のこどもを育てるママ。現在はベビーマッサージの資格取得に向けて勉強中。保育士として1歳から5歳までのクラス担任を経験。コロナ禍での育児経験をきっかけに、保育士目線と3人のママとしての厳選した育児グッズ情報の発信を開始。「育児の『ツラい』を『幸せ』へ」をコンセプトに、温かく前向きなInstagram発信を続けている。