戌の日に行うと良いとされている安産祈願。
それぞれの神社によって授かることのできるお守りは異なりますが、どのようなお守りがあるのかご存知でしょうか?
今回は、お守りの基本情報や日本各地の安産祈願のお守りについてまとめてみました!
現在妊娠中で安産祈願に行きたいとお思いの方、戌の日の参拝先をお探しの方、ぜひ参考にしてみてください☆
この記事の目次
戌の日におすすめの安産祈願
日本では1日ごとに十二支が割り振られており、11番目にやってくるのが戌の日。
日本では昔から妊娠5カ月に入った最初の戌の日に安産祈願をすると良いとされています。
その理由は、戌(犬)は一度にたくさんの赤ちゃんを楽に産むということ。
このことから、戌は安産の守り神として古くから大切にされてきており、戌の日に安産祈願を行うという風習が生まれたのです。
安産祈願のお守りは"満願守り
「合格祈願」や「病気平癒」といった特定の願い事のお守りのことを、満願守りと言います。
戌の日の「安産祈願」のお守りは、この満願守りになります。
この場合のお守りの期限は、妊娠してから出産するまで。
出産を終えたらお守りを授かった神社へ返納しお礼参りをしますが、特に戌の日といった日にちや期限等は設けられていません。
それぞれのご家庭で都合の良い日を選んで、お礼参りをするようにしてくださいね。
安産祈願のお守りは1つにするべき?
複数のお守りを持っているからといって、神様同士が喧嘩をすることはないと言われています。
神社では複数の神様が祀られているところがほとんどです。
そのためお守りの効果を最大限に頂くためには、一つのお守りを大切に扱うことの方が重要とされています。
妊婦さんに人気!安産祈願のお守り
それぞれの神社やお寺には、さまざまな安産祈願のお守りがあります。
こちらでは戌の日の安産祈願にもぴったりな、全国の神社やお寺で授かることのできる安産守りについてご紹介します。
①水天宮(東京都)
東京の安産祈願で最も有名なのが、水天宮。
水天宮では布そのものがお守りとされており、「御子守帯」といった腹帯のものと、「小布」といって自身の腹帯に縫い付けるタイプのお守りがあります。
戌の日の安産祈願でお守り一式を購入すると巾着袋型のお守りを頂くことができますが、個別に購入することはできません。
住所:東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1
②大宮八幡宮(東京都)
「東京のへそ」と呼ばれている神社で、「子育厄除八幡さま」としても親しまれている、大宮八幡宮。
マタニティマーク入りの母子緒守や安産祈願絵馬があり、戌の日は賑わう神社です。
住所:東京都杉並区大宮2-3-1
HP:https://www.ohmiya-hachimangu.or.jp/
③白山神社(新潟県)
新潟の総鎮守府として1000年以上もの歴史がある、白山神社。
初詣期間はおよそ18万人もの人が訪れる、新潟市最大の初詣スポットです。
こちらの神社には複数の安産御守があり、キティちゃんのものもありますよ!
住所:新潟県新潟市中央区一番堀通町1-1
HP:http://www.niigatahakusanjinja.or.jp/index.html
④久伊豆神社(埼玉県)
多くの子供に恵まれたことから安産の神様として親しまれている、大国主命(おおくにぬしのみこと)が御祭神である、久伊豆神社。
おくるみに包まれているキティちゃんの安産御守の他に、戌のお守りや鮮やかなピンク地の布袋のお守りなどもあります。
住所:埼玉県さいたま市岩槻区宮町2-6-55
⑤伊奴神社(愛知県)
安産や子授け、子供の生育に大きなご利益があるとされている伊奴姫神(いぬひめのかみ)が祀られている神社。
戌の石像が奉納されており、その像を触りながら御祈りをすると安産になると言われています。
赤い布袋に入った安産御守の他に、戌のマスコットがポケットに入っている可愛らしい「安産いぬ鈴御守」がありますよ。
住所:愛知県名古屋市西区稲生町2-12
⑥住吉大社(大阪府)
日本全国にある住吉神社の総本社である、住吉大社。
安産の信仰も集めており、境内には「誕生石」と呼ばれる安産のお守りとなる石を拾うことができます。
可愛らしい戌が描かれた布袋のお守りの他に、木製の「安産子まもり」といったお守りもありますよ。
住所:大阪府大阪市住吉区住吉2丁目 9-89
HP:http://www.sumiyoshitaisha.net/
⑦帯解寺(奈良県)
日本最古の安産祈願所であり、皇室へ御札などを献納しているという帯解寺。
こちらのお寺には「戌土鈴(いぬどれい)」という、手のひらサイズの戌の形をした土鈴のお守りがあり、戌の日にちなんで手織りの布で作られたぬいぐるみ、「お守りワンちゃん」といったものもあります。
住所:奈良県奈良市今市町734
HP:http://www.obitokedera.or.jp/index.html
⑧湊川神社(兵庫県)
楠公(なんこう)さんとの愛称がある、湊川神社。
こちらの神社には、この神社の御祭神・楠木正成公にあやかった「楠の子玉(くすのこだま)」というものがあります。
絓絹(しけきぬ)で織られた袋の中に、楠樹から丸く削られた子玉が入っており、夫婦の宝である子供を象徴するお守りとなっていますよ。
住所:兵庫県神戸市中央区多聞通3-1-1
HP:http://www.minatogawajinja.or.jp/
⑨大麻比古神社(徳島県)
正月3が日で参拝者30万人という、徳島で有名な大社。
阿波国の一宮でもあります。
こちらの戌の日にぴったりな安産お守りには、子供に見立てた小さな人形がついています。
大麻比古神社でしか手に入らない、なんとも可愛らしいお守りです。
住所:徳島県鳴門市大麻町板東字広塚13
HP:http://www.ooasahikojinja.jp/
⑩全国総本宮 水天宮(福岡県)
福岡県にある水天宮の総本山。こちらのお守りは可愛らしいピンク色。
戌の日の安産祈願で訪れられない人は、専用申込フォームから申し込むことでお守りを郵送してもらうこともできます。
住所:福岡県久留米市瀬下町265-1
お守りの返却方法
正式には、戌の日に参拝してお守りを頂いた神社やお寺へ返却をしに行きます。
返納用の場所が設けられているところもありますが、ない場合は社務所などで「お守りの返却がしたい」と伝えると受け取ってもらえます。
また、戌の日に参拝した神社やお寺へ直接行くことができない場合、郵送で返納を受け付けているところもありますよ。
とはいえ、形にあまりこだわらないのであれば、自宅近くの神社やお寺へ返納することも可能です。
お守りをもっているとなぜか安心。ぜひ安産祈願へ
妊娠中は、自分の身体の変化はもちろん、お腹の中にいる赤ちゃんのことで頭がいっぱいになってしまうという方もおおいのではないでしょうか。
そんな時、そっと寄り添ってくれるのが安産祈願のお守り。
日本各地には戌の日の安産祈願にぴったりな神社やお寺がたくさんあります。
妊娠中の戌の日に、素敵な安産祈願のお守りに出会えると良いですね。
(Photo by:写真AC)