3歳は習い事を始めるのにベストな時期。
身体的にもできることが増え、言葉でのやり取りがしっかりとできる時期になるからです。
しかし習い事をネットで検索すると、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。
今回は3歳の発達に基づき始めるのにベストな人気の習い事を9つご紹介。
選び方や筆者の習い事選びにまつわる失敗談もご紹介。
習い事選びの際に、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事の目次
- 3歳は「スイミング」「ダンス」など運動系の習い事が人気!
- 音楽・語学も3歳スタートが人気!
- 3歳から習い事を始める3つの理由
- 「失敗しない」習い事の選び方
- 月謝は「教育費」の中から捻出する
- 【筆者の失敗談】習い事の組み合わせも考慮しよう
- 継続は力なり!習い事をがんばっている子どもをほめて伸ばそう!
3歳は「スイミング」「ダンス」など運動系の習い事が人気!
3歳からの習い事で人気なのが
1.スイミング
2.サッカー
3.空手
4.体操
5.ダンス・バレエ
です。
3歳からは「○○しながら▽▽する」といった全身運動への挑戦が始まる時期。
さらに言葉への理解も進むため、スポーツのルールを学びながら取り組める時期でもあります。
参考:「0歳~6歳 子どもの発達と保育の本 第2版 」(学研プラス・2018年2月6日発売)
1.総合的な体づくりに最適「スイミング」
スイミングは、陸上で行う運動とは異なり、体への負担を最小限に抑えながら体をきたえられると人気。
ベビースイミングというジャンルがある通り0歳から始められるので、同世代のパパ・ママとの交流の場にもなり楽しいです。
スイミングはできることが増えていくにつれて進級するシステムを導入しているスクールがほとんど。
体力だけでなく向上心も育みます。
2.仲間との協力・絆も深める「サッカー」
サッカー教室と言っても、ルールにのっとってプレーするのはまだ難しい時期。
まずは身体を動かす楽しさ、と心得て。
サッカーのメリットは広いグランドを縦横無尽に走り回れること。
そして仲間と協力することです。
水泳や体操などの個人競技と違い、サッカーはチーム競技。
3歳のうちから仲間と協力してプレイする経験を通して、仲間を思い尊重する心を育みます。
3.礼儀礼節を身につけられる「空手・柔道」
空手や柔道などの武道は、「心・技・体」を鍛錬するため、からだだけでなくこころの成長も期待できます。
礼儀作法を習得させたくて、空手や柔道に通わせたというパパ・ママも多いです。
戦隊ヒーローが好き、戦いごっこが好きな子どもにも人気がある習い事なので、空手の動画を見せると習い事を始めるよいきっかけになりますよ。
4.身体づくりの基礎「体操」
女の子は「新体操」男の子は「器械体操」を習うパターンが多い体操。
しかしこれはあくまでも一般論。
息子の友達が通っている新体操教室には、1人ですが男の子が参加。
たくましいパフォーマンスをいつも披露してくれます。
3歳ごろから柔軟性を高めておくと、その後どんなスポーツを始めるにしてもケガをしにくく、安全に取り組めるというメリットも。
体づくりの基礎におすすめです。
5.表現力を養う「バレエ・ダンス」
バレエやダンスはしなやかな体や表現力を養うのにぴったり。
バランス感覚や平衡感覚の向上も期待でき、身体能力を高めます。
たくさんの人の前で踊る発表会が自信につながるケースも多く、自己肯定感UPに繋がるのです。
音楽に合わせて身体を動かすこともできるようになってきますので、リズム感も養うことができます。
音楽・語学も3歳スタートが人気!
運動以外の能力もぐんぐん成長しますので、芸術や語学などの習い事も人気です。
6.英会話
7.習字
8.そろばん
9.ピアノ・エレクトーン
言語や認識能力については数への多面的理解がすすみ、質問に対して自分の状態に基づいて解凍できるようになってきます。
手指の操作もできることが増えますよ!
参考:「0歳~6歳 子どもの発達と保育の本 第2版 」(学研プラス・2018年2月6日発売)
6.英語を聞いて話そう!「英会話」
日本語で意思疎通がある程度できるようになってきた3歳。
母国語以外の言語習得にぴったりのタイミングです。
英会話教室で小さいころからネイティブの発音を耳にしておくと、小学校以降の英語の授業がとても楽になります。
また話すのに抵抗や恥じらいが芽生えていないこの時期だからこそどんどん英語を話すので、話せば話すほど上達します。
そうすることで外国語や外国人への抵抗がなくなるため、社交性を身につけることも可能。
英会話教室はパーティやイベントが豊富なので、英語圏の文化についての理解も深まりますよ。
7.運筆力を育む「かきかた・習字」
かきかたや習字は字がきれいになるだけではなく、指先を器用に使うことで脳への刺激にも繋がります。
正しい姿勢の習慣や運筆力も身につくため、3歳ごろからかきかたや習字を習うことで、その後もきれいな字を書き続けられるようになるのです。
読み書きを学ぶ最初のうちにきれいな文字を習得しておくと、幼稚園・小学校の国語や書写の授業が楽になります。
8.頭の回転が速い子に「そろばん」
3歳は「数」への認識も進む時期。
複数の数字を覚えて復唱したり、数を数えたりができるようになってきます。
そのため、そろばんを習わせるのにもいいタイミング。
ママびよりの他のライターママさん曰く「理系男子はそろばんを習っていないことを後悔する」のだそう。
というのも、理系の大学院を出た旦那さんが「そろばんを習っておきたかった」と常々言っているとのこと。
算数へ苦手意識を持つ子も多いので、早いうちから数や計算に慣れ親しんでおくことで、数字への抵抗が減り、計算能力や暗算力が身につきます。
9.指先を使うトレーニングにも!「ピアノ・エレクトーン」
運動の習い事の際にも書きましたが、3歳からは「○○しながら▽▽する」ができ始める時期。
つまり、右手で弾きながらと左手で異なる弾き方をする鍵盤楽器は始めるのに最適なタイミングなのです。
楽譜を読むのは難しいので、子どもたちは一生懸命耳を使います。
そのため、音感を養うことにも繋がります。
3歳から習い事を始める3つの理由
3歳から習い事を始める理由は3つあります。
①子どもの可能性をのばすことができる
②集中力がつき習い事に参加しやすい
③世界が広がる
①子どもの可能性をのばすことができる
人間の脳は3歳までに約80%が完成すると言われています。
とはいえ、1歳や2歳ごろに脳をきたえるための学習を押し付けることはできません。
そこで重宝するのが習い事。
いろいろなことが理解できるようになる2歳半ごろから習い事を始めると、経験値があがり、人としてぐんぐん成長します。
3歳ごろに体を動かしたり、同世代の友達と関わる経験はとても大切。
何気ない行動の中でたくさんのことを吸収し、能力を伸ばしています。
そのため、できれば3歳ごろから習い事を始めたいと考えるパパ・ママが多いのです。
②集中力がつき習い事に参加しやすい
個人差はありますが、2歳半ごろから子どもがひとつのおもちゃでずっと遊び続けたり、淡々と絵本を読んだりする姿を見られるようになります。
今までだと習い事に行っても集中力が続かず、「習い事させるのは早かったかも」とモヤモヤするママもいらっしゃたかもしれません。
しかし3歳からなら集中力がぐっと増すので、習い事に参加しやすくなります。
とはいえ、まだまだ小さな子どもです。
3歳になったからと言って、慣れない場所や内容によっては集中力が切れがちになることも。
おおらかに受け止めつつ、集中力をみせるようなら、ぴったりの習い事と言えるでしょう。
③世界が広がる
3歳は幼稚園入園の年です。
保育園も3歳(年少)クラスから定員枠が増える園も多く、3歳の就園率は86.1%になります。
参照:「就学前教育・保育の実施状況(平成25年度)【保育状況について(資料2)】」(厚生労働省)
家庭という社会の最小単位とは違う社会での生活が始まるタイミング。
つまり、家族以外の人との交流を通じてどんどん世界が広がる時期でもあるのです。
お子さんの興味を持つ分野でどんどん世界を広げることで、知的好奇心がくすぐられ、意欲的に物事に取り組む力を養います。
総合的な知能を育てる「幼児教室」
幼児教室は、基礎学力と勉強習慣を身につけるのに最適の習い事。
普段パパやママとしか接していない子どもにもおすすめ。
同世代の子どもたちと遊びを通して学習することは、子どもの心も育てます。
幼児教室はショッピングセンターの敷地内など通いやすい場所に多いのもうれしいポイントです。
【人気の教室】ベビーパーク
「ベビーパーク」は日本で初めて親子教室を全国展開したことでも知られる幼児教室。
叱らない育児でのびのび子どもを育てる教育方針は、多くのパパ・ママから支持されています。
遊び・音楽を通してこころとあたまを育てる独自のメソッドで、かしこい子どもの育て方を子どもと一緒に学んでみませんか。
【体験レッスン】
随時受付中(無料)
※キャンペーン実施中:Amazonギフト券(1500円分)プレゼント♪
【月謝】
14,000円
【口コミ】
【公式サイト】
「失敗しない」習い事の選び方
3歳までに習い事を始めようと思うけれど、習い事が多すぎて決められない。
そんなときは次の3つのポイントをチェックしてみましょう。
習い事は継続できるかどうかが大切です。
子どももパパ・ママも無理しないで済む習い事を見つけてくださいね。
1.事前に無料体験に参加する
気になる習い事があったら、無料体験や施設見学に行ってみましょう。
インターネットでもある程度の情報は収集できますが、公式サイトの怖いところは画像を加工したり、別の教室の動画を例として紹介している場合があること。
私もそれで失敗したことがあります。
■筆者の失敗経験談
公式サイトでやさしそうな講師の先生が紹介されていて、教育に対する考え方も我が家の教育方針にマッチしていました。
しかし、実際に無料体験に参加したら、鬼のような形相の年配の講師が待ち構えていて、教育方針も真逆だったため、即日入会をお断りしたという経験があります。
無料体験や施設見学の経験を積んでいくと、徐々に「合う習い事」「合わない習い事」も見えてくるもの。
講師や施設と合わせて、習い事に参加している子どもやパパ・ママの様子も併せてチェックしておくと安心です。
2.子どもが楽しんでいる!と自信を持てる習い事を選ぼう
3歳までに習い事を始めたら能力が伸びやすいと聞くと、パパ・ママの願望を子どもに押し付けてしまいがち。
しかし、実際に習い事に通うのはパパ・ママではなく子ども自身。
3歳の子どもは気持ちを言葉に表すのはまだ拙いですが、表情を見ていれば気持ちは想像できます。
「ママが行けって言うから…」そんな理由で習い事に通う子どもをたくさん見てきましたが、みんなパパ・ママにはっきりと意見が言えるようになる小学生2~3年生ごろにやめていきました。
子どもが本当に楽しいと感じている習い事を選んであげると、力も伸びやすいです。
パパ・ママの意見をあまり子どもに伝えずに、素直な感想を導き出してみましょう!
3.月謝やパパ・ママの負担を確認する
習い事を選ぶ際は月謝の確認を忘れずに。
ほとんどの習い事は、年齢が上がるにつれて月謝が高額になります。
長く続けることを想定して、5年先、10年先の月謝についても確認しておくと安心です。
また、金銭面以外のパパ・ママの負担についても確認しておきましょう。
運動系なら大会の送迎やお茶当番、学習系なら試験の送迎や宿題、芸術系なら発表会や家庭での練習方法などを把握しておくといいですね。
3歳ごろは自由に動けても、妊娠や出産したり働き始めたり、環境が変わることも大いに考えられます。
何かあるたびに習い事をやめるのは子どもにとっても大きな負担に。
継続的に習い事に関わっていけるかも、よく考えて選びましょう。
月謝は「教育費」の中から捻出する
以前、ママびよりが行ったアンケート調査では、1週間に1回の習い事で月謝は5000円以内が46.8%、5000円~1万円が35.1%と8割が1万円以下でした。
参考:「子供の習い事の費用はいくら?子供の習い事にかかる月謝代を徹底調査!」(ママびより)
習い事の月謝は先述の通り、少しずつ負担が増えます。
その時に忘れてほしくないのが「教育費から月謝を捻出する」ということ。
家計における教育費の割合の目安を知り、家計を圧迫しないように管理しましょう。
①家計における「教育費」の割合の平均は5.3%
総務省の「2019年全国家計構造調査」によると勤労者世帯の実収入及び消費支出(二人以上の世帯)のうち教育費を占める割合の平均は5.3%でした。
参照:「2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果 結果の概要(2021年2月26日)」(総務省)
習い事は「教育費」に該当します。
平均の5.3%を目安に、ご家庭の教育費の割合を設定してみましょう。
例)
年収:460万の家庭の場合
462万÷12ヶ月×0.053
=ひと月当たりの教育費の目安20,405円
年収:840万の家庭の場合
840万÷12ヶ月×0.053
=37,100円
年収:330万円の家庭の場合
330万÷12ヶ月×0.053
=14,575円
上記はあくまで目安。
家庭によって教育費が占める割合は異なります。
②幼稚園・保育園の費用や通信教育費などを含めて考える
上記で計算した教育費の目安=すべて月謝にできる…わけではありません!
保育園や幼稚園に通っている場合、通園にかかる費用も含まれています。
その他通信教材など子どもの教材なども含みます。
習い事費単体でとらえるのではなく、そのほかの教育費も含めて考えることで家計への圧迫を防ぎ継続的に習い事ができます。
【筆者の失敗談】習い事の組み合わせも考慮しよう
最後に私の習い事失敗談を聞いてください…。
好奇心旺盛な息子は、いろいろな習い事の無料体験レッスンに参加したところ、全ての習い事に興味津々。
どれを選べばいいか悩んだ私は、「とりあえず」すべての習い事に申し込んでみました。
しかし、2歳児に詰め込みはいけませんね。
結果的にどれも中途半端になってしまい、先生たちに相談しながら「ヤマハ音楽教室」と地元のサッカークラブに絞りました。
ピアノもサッカーもできなかった2ヶ月
そして月日が経って小学2年生の夏。
サッカーの試合中に息子が腕を骨折しました。
ピアノのコンクールまであと1ヶ月半というタイミング…。
サッカーの練習はできない、ピアノのコンクールにも出られない。
息子のモチベーションは下がる一方。
結局たくさん話し合った末、ピアノはやめてサッカー1本に絞ることに決めました。
習い事の相性を考えよう
子どもにはいろいろ体験させてあげたいと思うのが親心。
しかし、習い事を複数かけ持つ場合は相性も考えましょう。
我が家とは逆に、バレエ×新体操のように相乗効果のある習い事を掛け持ちして成功している友達もいます。
2~3歳ごろは運動系と芸術系の掛け持ちをしても案外うまくいきますが、成長してそれぞれを本格的に取り組むようになったとき、両立ができるのか。
5歳ごろには習い事のバランスを考え、少しずつ無理のない組み合わせに移行する準備を始めるといいですね。
継続は力なり!習い事をがんばっている子どもをほめて伸ばそう!
3歳ごろは習い事に通っていても、
「意味があるのかな?」
「失敗ばかりしてるけど大丈夫かな?」
といった不安にぶつかることがあります。
しかし考えてみてください。
少し前まで歩けなかった子どもが、走り回れるようになっています。
おむつの中でしかおしっこができなかった子どもが、トイレに行けるようになっています。
子どもの成長は著しく、昨日できなかったことなのに、今日はできた!ということもよくありますよね。
習い事は結果も大事ですが過程も大事です。
がんばっている姿をたくさんほめて自信をつけて、子どもが秘めている能力を上手に引き出していきましょう。
時期に合った習い事だと続く
そのためには時期に合った習い事を始めるのが大切。
今回紹介した
1.スイミング
2.サッカー
3.空手
4.体操
5.ダンス・バレエ
6.英会話
7.習字
8.そろばん
9.ピアノ・エレクトーン
以外にも、マイナーな習い事なら
スペイン語や中国語、など英語以外の言語を習うのもいいタイミング。
オリンピックの種目にもなったボルタリングなどもいいですね。
月謝も続けるのに大事な基準ですので、忘れずに。