保育園や幼稚園の送迎、子どもを連れての買い物やお出かけに欠かせない「自転車+チャイルドシート」。
今回はこれを選べば間違いなし!の自転車チャイルドシートなど9種類を厳選してご紹介。
適応年齢・身長・体重はもちろん、
クロスバイクなどママチャリ以外の自転車に使用可能なシート
双子や年子にぴったりなシート(自転車)
荷物用のママチャリのトレーラー
をご紹介します。
毎日使うものだからこそ、
快適性には自転車だけでなくチャイルドシート選びも重要なのです!!
何故なら、チャイルドシートの安全性と安定性が、自転車の操作性や運転者の心理状態にも影響を及ぼすからです。
・乗せる位置「リア」「フロント」
・自転車のカタチ、モデル
・安全性
・子どもの人数
・荷物の位置
この5つのポイントとをおさえてあなたにぴったりなチャイルドシートを選んでくださいね。
筆者&筆者の夫が実際に使っているチャイルドシートの使用感も参考になれば幸いです♪
この記事の目次
- フロントチャイルドシート4選!パパにもおすすめ
- リアチャイルドシート3選!成長しても使える安定性
- 双子や年子なら「ふたごじてんしゃ」安定感抜群の3輪
- 荷物が積めない…!おすすめの自転車キャリー「Camily」
- チャイルドシート選びが運転の快適さを左右する
- チャイルドシートの選び方!チェックすべき5つの項目
- ヘルメットやシートベルトも忘れずに!
フロントチャイルドシート4選!パパにもおすすめ
(筆者の夫と息子。ある日の送り迎え。息子は自分が運転している気分100%)
小さなお子さん(1~3歳)はリアシートの方が目が届くので安心ですよね。
「ママチャリには抵抗がある」なんてパパにもぴったりなチャイルドシートもあります。
オージーケー技研 フロントベビーシート(FBCシリーズ)FBC-011DX3
ママたちにとっても耳にしたことがあるメーカーではないでしょうか。
OGKは大阪にある日本のメーカーです。
バイクや自転車用のヘルメットをメインに安全性の高い、自転車用品のプロダクトを手掛けている会社です。
フロントシートはヘッドレストがないタイプも多いのですが、こちらは頭部を包み込むようなワイドヘッドレスト付き。
お子さんの成長に合わせて高さ調整も可能です。
適応年齢:1歳~4歳未満
適応身長:100cm以下
適応体重:15kg未満
適応車種:24-27インチのママチャリなど
ブリヂストンフロントチャイルドシート(モブdd・グリdd用)FCS-BIK3
ブリヂストンビッケ用のフロントシートです。モブdd・グリddともに着用できます。
すでにビッケに乗っていて2人目用のフロントを、というママにぴったりのシートです。
シートクッションは別売ですので注意しましょう。
適応年齢:1歳~3歳未満
適応身長:70~90cm以下
適応体重:8~15kg以下
適応車種:ビッケモブdd・ビッケグリdd
ケントインターナショナル ウイライド カンガルーキャリア
クロスバイクに取り付けるのならおすすめなのが、こちらのシート。
コンパクトでありながらも、安定して座らせることができます。
5点止めのしっかりしたシートベルトなので安心です。
我が家でも夫の自転車に取り付けていました。(トップの画像などご参照ください)
ハンドル部分が大きく平らなので、子どもの体格に合わせて持ち方が変えられるのがポイントです。
2歳の息子は、車のハンドルのように持って運転している気分で乗っていましたよ。
フロントは、子どもが自分で運転できる気分になれるので、自身から「乗りたい乗りたい!」と言ってくれるので、送り迎えもスムーズです。
18kgまでOKなので大きめサイズのお子さんも安心です。
適応年齢:1歳~
適応体重:18kg以下
適応車種:シティサイクル・クロスバイクなど(ロードバイク不可)
Bobike ONE mini フロント用チャイルドシート
筆者の友人(1児のパパ・自転車メーカーに勤務)が安定性がいい、と言っていたのがこのチャイルドシート。
自転車大国のオランダのメーカーで、欧州の安全基準をクリアしています。
コンパクトなつくりなので、操作に大きな影響はないとのこと。
見た目の可愛さは抜群で、カラーも「ピンク」「レモン」「ミント」などやさしい色遣いのものもあるので、お子さんの好みそうな色なら喜んで乗ってくれるはず♪
付属の六角レンチだけで取り付けできるのも嬉しいポイント。
ただし、コンパクトな分、子どもの成長が早いと2~3歳だと少し窮屈かもしれません。
適応年齢:約9ヶ月~3歳
適応体重:15kg以下
適応車種:ママチャリ・シティサイクル・クロスバイクなど
リアチャイルドシート3選!成長しても使える安定性
続いて後部に乗せるリア用のチャイルドシートです。
OGKヘッドレスト付コンフォートリヤ子供乗せ RBC-011DX3
筆者が実際に子どもを乗せていたチャイルドシートです。
成長に合わせて、ヘッドレストの位置を変えることができます。
フットレストも高さの調整が可能。
ハンドルもついていて運転中は必ず握るように伝えていました。
送迎中に一度こけかけたことがあったのですが、しっかりハンドルを握っていてくれたおかげで、バランスを大きく崩さずにすみ、何とか持ちこたえることができました。
お尻のクッション性はイマイチですので、薄めの座布団をひいておくといいかもしれません。
適応年齢:1歳~6歳未満
※2歳以上推奨
適応身長:115cm以下
適応体重:20kg未満
適応車種:22-27インチのリアキャリア付きママチャリなど
ブリヂストン チャイルドシート リア用 ブラック/ブラック RCS-S1 A551530K-K
ヘッドレストが一体型のシンプルデザインが魅力的なシートです。
シートベルトとフットレストは調整が可能。
ハンドルもあるので、安心ですね。
2015年のキッズデザイン賞を受賞しています。
適応年齢:1歳~6歳未満
※2歳以上推奨
適応身長:70~115cm以下
適応体重:8~22kg未満
スーリー RIDE ALONG LIGHT (ライドアロングライト)スポーツ車用子供のせリアキャリア
マウンテンバイクやロードバイク、クロスバイクにチャイルドシートをつけるならスーリーのチャイルドシートがおすすめ。
路面からの衝撃を吸収するサスペンション付きのシートです。
直径27.2〜40mmの円形フレーム及び、最大40×55mmの楕円形フレームの自転車に対応しています。
カーボンフレームやフルサス仕様の自転車は使用不可なのでご注意ください。
適応年齢:9ヶ月~6歳未満
※1歳未満の使用は小児科医に相談
※2歳以上推奨
適応体重:22kg未満
双子や年子なら「ふたごじてんしゃ」安定感抜群の3輪
お子さんが2人の場合、前後に乗せるスタイルになります。
しかしフロントシートには比較的小さいお子さんしか乗ることができません。
双子や年子の場合、子どもが成長すると同時乗車が困難になるのです。
そんなときはリアシートを2台つけることで解決。
とはいえ、一般の自転車にリアシートを2台乗せることはできません。
そこで登場したのがふたごじてんしゃです。
ふたごじてんしゃは前面のフォルムは一般的なママチャリと同じですが、後輪がふたつの3輪車タイプ。ふたつの後輪で2台のリアシートを支えています。
三輪車なので、安定性も抜群。
チャイルドシートだけの販売ではなく、自転車とセットになりますが、年子や双子を持つママにはこちらの自転車がおすすめです。
荷物が積めない…!おすすめの自転車キャリー「Camily」
チャイルドシート選びの5つの項目で「荷物」を考慮に入れることをお伝えしました。
しかし、お子さんが2人の場合、荷物が多くなるのに乗せる部分は少なくなるというジレンマが発生します。
そんな時におすすめなのが自転車につけることができるトレーラー。
2021年9月に発売されたOGKのCamily(キャミリー)がおすすめです。
OGK技研 Camily サイクルトレーラー ブラック
子どもを2人乗せても使える荷物用のトレーラーです。
国内シェア 60%を超える自転車用チャイルドシートのパイオニアメーカーOGKが開発した商品で、小回りは抜群。
参考:「Camily」
自転車のトレーラーとしてだけでなく、単独のキャリーとしても使えるのも嬉しいポイント。
アウトドアレジャーでも活躍しそうですね。
専用のコンテナバッグ(別売)の容量は95Lもあるので、お昼寝布団もすっぽり収まります。
チャイルドシート選びが運転の快適さを左右する
快適に運転するための自転車選びは
・電動自転車の検討
・自転車のサイズがご自身の体格にあっていること
この2つがポイントです。
そしてこれらと同じくらいチャイルドシート選びも重要なのはご存じですか?
何故なら、チャイルドシートの安全性・安定性が運転の快適性に影響するからです。
子どもの落下や衝突、子どもの予期せぬ動きで自転車の制御ができず横転、子どもを乗せて走る自転車には危険がいっぱい。
チャイルドシートがグラグラしていたら、落ちてしまわないかハラハラしてしまいますよね。
安定性に欠けるとバランスがとりづらく操作性が下がり快適な運転の妨げになります。
つまり
子どもの安全を確保すること = 保護者の運転の快適性を高めること
なのです。
子どもを乗せて走るのは負担が大きい
ひとりで自転車をこぐよりも子どもを乗せる方が負担は大きくなります。
子どもの体重がかかるからです。
1歳の体重/9~11kg
5歳の体重/18~19kg
1歳からチャイルドシートを利用すると、自転車をこぐパパやママには10㎏前後の重みが加わります。
成長とともに加わる重さは20kg近くなるでしょう。
お子さんが2人の場合は、倍近い重さがかかります。
負荷が大きいことは想像に難くありません。
子どもは保護者の人生において大切な存在です。
その命の重さと物理的にも重い(笑)存在を乗せて自転車をこぐわけですから、いかに快適に運転できるか、ということが大切なのです。
チャイルドシートの選び方!チェックすべき5つの項目
快適な送り迎えをするためにチャイルドシートを選ぶ時は以下の5つの項目に気をつけてください。
・乗せる位置「リア」「フロント」
・自転車のカタチ、モデル
・安全性
・子どもの人数
・荷物の位置
乗せる位置
チャイルドシートの位置は大きく分けて2種類。
自転車の前側「フロント」と後ろ側の「リア」があります。
フロントは、1~3歳の小さなお子さん向きです。
・体重の制限が15kgのものが多い
・子供が成長すると視界を遮り運転しにくい
・自分の目の前だから、目が行き届いて安心
お子さんの性格にもよりますが、リアに乗せるのは3歳ごろからの乗車が望ましいでしょう。
リアは1歳から使用可能が多いですが、運転している間は目を配ることができません。
これは実際に筆者の母と弟が経験した話です。
2歳の息子をリアシートに乗せて自転車を運転。
突然息子が頭を大きく横に倒し、そのまま電信柱におでこをぶつけました。
成人した今でも息子のおでこには傷跡が残ったままです…。
うちの弟のような落ち着きのないタイプのお子さんは、くれぐれも注意しましょう。
取り付ける自転車のカタチ、モデル
専用のモデルがある場合は、専用のものを選ぶようにしてください。
(ブリヂストンのビッケなど)
自転車によっては取り付けられない、うまく取り付けることができず安定性に欠けて不安、ということがあるからです。
チャイルドシートの多くは「ママチャリ」と呼ばれるシティサイクルに取り付けることのできるものが多いですが、クロスバイクに取り付けることが可能な商品もあります。
事前に必ずご自身の自転車に取り付けられるかを確認しましょう。
リア用のチャイルドシートを、インチの大きい(車輪の大きい)自転車に取り付けるとその分シート高は高くなります。
シート高が高いと子どもが怖がる、親が乗せにくい、重点が高くなることでバランスがとりづらくなるということがありますので注意しましょう。
安全性
チャイルドシート選びで欠かせないのが安全性です。
・ヘッドレスト
・シートベルト
・ハンドル付き
ヘッドレスト
まず一番大切なのが頭部を守ることです。
ヘッドレストがあるものを選びましょう。
(フロントは形状による)
シートベルト
シートベルトがないと子どもが自由に動いてしまい、運転ミスやバランスを崩して横転を招くことにつながります。
両肩からとめることができ、紐の調節が可能なものを選んでください。
ハンドル
運転をしないのにハンドルが必要なの?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
電車に乗るとき、吊り輪や手すりに掴まって立つのと、何も持たずに立つのではどちらの方がバランスをとりやすいでしょうか?
動いているものに乗っているときは掴まる部分があると、安定して乗ることができます。
子どもが安定して乗車できることは、子どもの不安を取り除けるうえに運転の快適性にもつながるので、子どもが握る部分(ハンドル)があるものを選びましょう。
乗せる子どもの人数
自転車にチャイルドシートで乗せることのできる子どもの人数は2人までです。
警視庁によると「幼児2人同乗用自転車」は子ども2人まで、一般の自転車は子ども1人まで(どちらも未就学児)としています。
お子さんひとりを想定している場合は、そのお子さんのことだけを考えて準備をすればOK。
第2子を考えている・2人お子さんがいらっしゃる場合は、2人を乗せることを想定して自転車及び前後2つのチャイルドシートを選びましょう。
荷物の位置
チャイルドシート選びで意外と盲点なのが荷物。
・ママの仕事の荷物
・子どもの保育編の荷物
・お昼寝布団など大きな荷物
・買い物袋
など、子どもを乗せる以外に荷物ものせることがあります。
フロントのかごをとってチャイルドシートをつけたら、荷物を入れる場所がなくなってしまった、なんてことになるかもしれません。
チャイルドシートを選ぶ時には、ご自身の荷物とお子さんの通園荷物をどうやって乗せるのか考えておきましょう。
ヘルメットやシートベルトも忘れずに!
自転車のサイズは自分の身長など体格にあったものを選ぶ。
チャイルドシートは年齢や乗る人数、安全性を考えて選ぶ。
さらに保育園の持ち物や仕事カバンなど荷物の積み方も考慮に入れる。
自転車のチャイルドシート選びは考えることがいっぱいですね。
無事チャイルドシートを装着して子どもを乗せて出発!
の前に。
忘れてはいけないのが「ヘルメット」と「シートベルト」です。
どれだけ性能のいいチャイルドシートであれ、シートベルトを締めなければ、転倒時シートから放り投げ出されます。
そうでなくとも、子どもが勝手に降りてしまうなんて恐ろしいことにも…。
ヘルメットも頭部を守る大切なアイテムです。
安全性を高めることで、安心が生まれるので快適性も高まります。
安全性は子どもを守るためですが、親の心の安寧を守るためでもあると言えるのです。
安全性の高いアイテムを選んで、少しでも快適な自転車ライフを過ごしてくださいね。