
「心細いじゃないですか、最初。で、一緒にやったらいいかなっていう感じで」
この言葉は、現在妊娠23週の奥様を支えるFさん(30歳)が、両親学級への参加理由を聞かれた時の自然な答えでした。
自営業者でもあるFさん。来年1月の第一子誕生に向けて、奥様と二人三脚で準備を進めるFさんの仕事や運営する離乳食アカウントについてお話を聞かせていただきました。
「一緒に」が基本スタンス。自然体だからこそ続けられる
多くのプレパパが「妊娠中の妻を支えないといけない」と身構え難しく考えがちですが、Fさんの姿勢はとてもシンプル。検診、ベビー用品選び、両親学級への参加など、一つひとつの場面で「一緒にやる」ことを実践しています。特別意識するのではなく、自然な流れで関わることで、パパとしての実感が育まれているようです。
Fさんに、出産準備について調べることはありますか?と質問したところ、「僕も調べるんですけど、調べてもよくわからないところもあるので、妻の希望に合わせて一緒に行動してサポートしています」と話していました。構えず、自然体な様子にご夫婦の信頼関係が見えました。
当たり前のようにしている夫婦の協力
1. 両親学級への参加
Fさんは沐浴と妊娠体験の両方の講座に参加したそうです。自営業で会社勤めの方よりも時間の自由はききますが、「いけるときは行きたい」と積極的な姿勢でした。
2. ベビー用品選びへの同行
「昨日ベビー用品買いに行きました」奥さん主導ではありますが、体調を気遣って同行してくれるのはうれしいですよね。実際にお店に足を運んで一緒に選ぶ時間もパパとしての実感を育む貴重な機会になります。
3. 出産準備の情報収集をサポート
奥様が調べた産後ケアホテルの見学に一緒に行き、10日間の滞在を予約したそう。「温泉がついてるとか、食事も出てくるとか」具体的な情報を共有することで、出産後のイメージが具体化されます。
産後の身体をいたわりながら、赤ちゃんとの時間を過ごせるのは素晴らしいことですね。
自営業パパが考える、仕事と育児の両立準備
「家で仕事してるので、生まれた後の働き方とかどうなるかまだ分からない部分もある」と語るFさん。し出産準備は、赤ちゃんを迎えることの準備が優先されますが、仕事や日常生活は出産後も続いていくものなので併せて環境を整えることが重要です。
在宅ワークの環境整備も大事な出産準備
Fさんの自宅での働き方はというと、「自宅で仕事するときは奥様の化粧台で作業したり、今だとベビーカーの段ボールの上で作業することもある」と、とても柔軟です。
どこでも仕事ができることは、育児との両立において大きなアドバンテージになります。ただ一つ気にしていることは音の問題。打ち合わせ中にお子さんが泣いたりしたら…と心配な様子でした。
Fさんは自営業なので、育休について考えることはないですが、一般企業に勤めるパパであれば、育休取得タイミングなどは悩むポイントかもしれません。
育児経験を活かした新しい仕事への可能性
実はFさんは、現在Instagramで離乳食アカウントを運営中(10分離乳食レシピ🍽️|簡単時短離乳食)。そのほかにも複数のアカウントを運営し、Facebook連携による広告収益も得ています。
「離乳食で困る方がいる割に、目立つ離乳食アカウントが無い」と思ったのが、立ち上げたきっかけだそう。一番反応があった投稿は、「鉄分パンの投稿」で、この時は15万人以上のリーチがあり、可能性を感じたとのことでした。
1年運用後、最近は忙しくてなかなか手がかけられないそうですが、それでも毎日たくさんの方に見ていただいているため、お仕事の依頼が絶えないのだそう。すごいですね!
一度は手放そうと思ったアカウントですが、お子さんが生まれた後にまた役立つことも考え、再注力しようか悩み中のようです。リアルパパの目線でますます磨きがかかりそうですね!
夫婦で乗り越える、妊娠期の不安と準備
出産に向けて不安なことはありますか?という質問に対し、
「無事でいてくれたらいいかなと思います、それだけですかね」
というFさんの言葉からは、夫婦で支え合いながら赤ちゃんを迎える準備をしている様子が伝わってきます。
「心細いから一緒に取り組む」というFさんの自然な姿勢が、結果的に奥様にとって心強いサポートになっていると感じます。
「楽しみですね」と語るFさんのように、不安だけでなく赤ちゃんを迎える喜びを夫婦で共有することで、より良いスタートを切ることができるでしょう。
仕事も育児も、一人で完璧にこなす必要はありません。大切なのは夫婦で協力し、できることから少しずつ始めていきましょう。
教えてくれたパパ Fさん (10min_babyfood_recipe)
これからお子さん生まれるプレパパ。自営業・多方面で活躍中。Instagramでは0~1歳向けの離乳食レシピを紹介する10分離乳食レシピ🍽️|簡単時短離乳食を運営。「もっとレシピを増やしたい」「子どもの栄養バランスが心配」などママ・パパの離乳食の悩みに寄り添った投稿が人気。