
「うちの子、もっと賢くなってほしいけど、何から始めたらいいの?」
そんな風に思っているママは多いはず。今回ご紹介するのは、2人の娘さんを育てながら、お家で楽しく知育遊びを実践しているさこママさん(sakomama_asobi)。
働きながら育児をする中で、なぜ多くのママから参考になると支持されるようになったのでしょうか。その秘密に迫ってみました。
海外で気づいた子どもの可能性
さこママさんがおうち知育に力を入れるようになったきっかけは、意外にも自身の海外体験にありました。
カナダでワーキングホリデーを経験し、外資系企業で働く中で、会話しているとその人の頭の賢さがわかるということを実感したそうです。この経験から、「子どもたちには将来困らないくらい賢くなってほしい」という想いが芽生えました。
でも、ただ勉強させるのではなく、遊びながら脳を鍛えることを大切にしているのがさこママさんの特徴。勉強にならないように遊んで、自然に学べる環境を作りたいと考えています。
海外で話題のSTEAM教育って何?

さこママさんのInstagramを見ると、目を見張るような実験遊びがずらりと投稿されています。
洗剤やドライアイスを使った不思議な実験など、大人でも驚いてしまう内容ばかり。
投稿の参考は海外のSTEAM教育を元にしているそうです。
STEAM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、数学(Mathematics)を統合した教育方法。
海外では小学校でも取り入れられている一般的な教育法です。
このような遊びながら学ぶ教育方法は海外でより早くから取り入れられており、さこママさんが参考にしているInstagramアカウントでは100万人以上のフォロワーもいるのだそう。
子どもに「選ばせる」ことの大切さ
そんなさこママさんが大切にしているのは、お子さん自身に選ばせること。
色々な遊びを見せて、「これすごくない?」と言って、子どもたちにどれやりたいか選んでもらうそうです。子どもたちもYouTubeを見て、ママこれやりたいと言ってくることもあるので、一緒に挑戦しているとのこと。
失敗しても「もう1回やってみよう!」と、挑戦することを楽しんでいるのがさこママさん流。「みんなで挑戦して、失敗も成功も楽しく遊んでいます」と話します。
この自然な声かけが、お子さんたちの好奇心を育んでいるんですね。
スポーツ幼稚園で身についた負けず嫌い精神
実は、さこママさんは知育だけでなく、体づくりにも力を入れています。お子さんたちは「スポーツ幼稚園」に通っていました。
スポーツ幼稚園では毎朝1時間の運動があり、晴れの日は外で300m走を何本も走ったり、雨の日でも校舎の階段を往復したりする環境だったそうです。「最初は泣きながらやっていましたが、3ヶ月で泣かなくなりました」とのこと。
この経験で培われたのは、粘り強さと負けず嫌いな精神。富士山登頂やスキーキャンプなど、過酷な合宿も経験したお子さんたちは、小学校でも際立った運動能力を発揮しています。
太ももを上げて走る練習もしていたので、他の子たちと比べて走り方のフォームが全然違い、格段に上手に走れるようになったそうです。
働きながらでも発信を続ける理由
現在も外資系企業で働きながら、Instagramの発信を続けているさこママさん。
隙間時間があったらInstagramを見てDMを返したり、夜は少し寝る時間を削ったりしているそうです。「でもおうち遊びなので、週末は遊びながら撮影もできるんです」と話します。
そんな忙しい毎日でも、フォロワーさんへの想いは温かいもの。
「フォロワーさんをママ友みたいに思っているんです。みんなで一緒に頑張って育児を盛り上げていきたい。少しでも役に立てたらいいな」と思いながら発信を続けています。
頑張りすぎるママに伝えたいこと

最後に、子育て中のママへ向けたさこママさんからのメッセージをご紹介します。
「全部自分がやらなきゃと、すごく抱え込んでしまうママが多いと思います。離乳食も全部手作りしなきゃとか、預けるのは絶対嫌だとか、私もそう思っていました。でも今思えば、もうちょっと人の手を借りて、手を抜いて育児を楽しんだり、自分の時間を作ったりすれば良かったな」と振り返るさこママさん。
「無理せず、サービスも使って、自分をいたわってあげてほしい」と優しくお話してくださりました。
さこママさんのお話から見えてきたのは、特別なことをする必要はないということ。お子さんと一緒に「これすごいね、やってみよう!」と楽しむ姿勢が何より大切です。
知育って難しそう、時間がかかりそう…そんな風に思っていたママも、さこママさんのおうち遊びの投稿を参考に、まずは親子で面白そうと思えることから始めてみませんか?
きっと、お子さんの新しい一面を発見できるはずです。
●教えてくれた専門家 さこママさん(sakomama_asobi)
外資系企業で働きながら、2人の娘を育てるワーキングママ。カナダでのワーキングホリデー経験を持つ。長女・次女ともにスポーツ幼稚園で「やりきる気持ち」を育て、現在は海外のSTEAM教育を参考にしたおうち知育に力を入れている。2023年12月からInstagramで洗剤やドライアイスを使った実験遊びなど、「楽しく遊んで子どもの才能を引き出す」をコンセプトにおうち遊びの発信を続けている。