「工作は全然得意じゃないんですけど、それでも子どものためならできるんです」

そう笑いながら話すのは、Instagram でおうち遊びの発信をしているなるママさん(narumama_asobi )。6歳の双子と2歳の男の子、3人のお子さんを育てながら、簡単で楽しいおうち遊びのアイデアを約1年間発信し続けています。

でも実は、なるママさんは工作が得意だったわけでも、育児のプロだったわけでもありません。むしろ「普通のママ」だからこそ、多くのママたちの心に響くおうち遊びを発信できているのです。


完璧主義から「家事は時短で全力子育て」への大転換

なるママさんのInstagramのコンセプトは「家事は時短で全力子育て」。でも実は、以前は完璧主義だったと振り返ります。

「以前は完璧主義でしっかりやらなきゃって思っていたんですが、家事にそこまで時間をかけなくても良いと気づいたんです。子どもとの時間は本当に限られているので、その時間を大切に過ごしたいと思うようになりました」

特に双子が小さかった頃の「十分に向き合えていたというより、毎日をこなすだけで精一杯だった」という経験から、「今からでも子どもとの時間をたくさん取りたい」という思いが生まれました。


家事時短の秘訣は「頼ること」

なるママさんが実践している家事時短の工夫で一番大切なのは「頼ること」だといいます。

頼ることってすごく大事だと思います。一番頼りやすいのは旦那さんですが、頼ることでだいぶ楽になりました」

以前は「自分の思い通りにやりたい」と感じていたそうですが、協力してもらううちに感謝の気持ちが上回るようになったのだとか。この心の変化が起きたのは、なんとInstagramを始めた去年頃からだそうです。


「普通のママ」だからこそ発信できるおうち遊び

なるママさんがおうち遊びの発信を始めたきっかけは、とても親近感が湧くものでした。

「私は保育士さんでもなく、普通のママなので、何の権威性もないんです。でも何ができるかを考えた時におうち遊びを見つけて、『これなら子どもと遊べるし、すごくいい』と思ったんです」

おうち遊びのアイデアは、子どものイベントや季節のイベント、子どもの成長に合わせて思いつくそう。最近なら水遊びや、夏休みで子どもたちが家にいる時間が長いなら、おやつ系の遊びを考えています。


子どもに育んでほしい力

おうち遊びを通してなるママさんが子どもたちに育んでほしいのは、想像力と挑戦する力です。

失敗してもいいので、どんどん挑戦してほしいんです。私も失敗することがあるので、子どもにも失敗してもいいから一度やってみるという気持ちを大切にしてほしい」

工作が得意ではない自分だからこそ、「自分のためじゃないからできるんですよね。子どものためって思うとできます」という愛あふれる言葉が印象的でした。


子どもから学ぶ新しい視点

おうち遊びを続けていると、子どもたちの成長を感じる瞬間がたくさんあるそうです。

「一度作ったものを自分で作り始めたりする時も、サクサクやってくれるんです。のりを使ったりはさみを使って躊躇なく切っていく」そんなお子さんたちの姿を見て成長を実感。

さらに、「子どもからヒントやアイデアをもらうことも多くて」新しい視点や楽しみ方を発見することがよくあるのだとか。最近では、子どもの方から「やりたい」と言ってくれることが何よりも嬉しい瞬間だそうです。


フォロワーさんとの温かなつながり

なるママさんの投稿で特に反響が大きかったのは「ジャガリコラッピング」。バレンタインバージョンを投稿したところリクエストが殺到し、卒園バージョンも出すとさらに喜んでもらえたそうです。

発信で大切にしているのは、「すべてを実際にやってもらうわけではなくても、見るだけでも楽しんでもらいたい」という気持ち。実際に「子どもが見ています」という声も届いており、「見て子どもが楽しんでくれているなら、それだけですごく嬉しい」と話します。


おうち遊びが変える、家族の毎日

最後に、なるママさんから子育て中のパパ・ママへの心温まるメッセージをいただきました。

「本当に毎日お疲れ様です。小さい時は本当に目が離せないし、一番手がかかって大変だと思いますが、その時間は本当にあっという間なので、全力で楽しんでほしいです」

その時々を一瞬一瞬大事にして、お母さんの心の余裕も大切にしながら子どもとの時間を過ごしてもらえたらいいなと思います」

この言葉からは、同じ子育て中のママとして、本当に心から応援したいという気持ちが伝わってきます。



なるママさんのお話を聞いていると、おうち遊びはただの遊びではなく、親子のコミュニケーションを深め、子どもの成長を間近で感じられる大切な時間だということがよくわかります。

工作が苦手でも、特別なスキルがなくても、「子どものために」という愛があれば、きっと素敵なおうち遊びの時間を作ることができるはず。

もしも今、子どもとの時間をもっと充実させたい、でも何をしたらいいかわからないと感じているなら、なるママさんの投稿を覗いてみませんか?


きっと、明日からの子育てがもっと楽しくなるヒントが見つかりますよ。



●教えてくれたママ なるママさん(narumama_asobi
6歳の双子と2歳の男の子を育てるママ。以前は完璧主義だったが、子どもとの時間を大切にしたいという思いから「家事は時短で全力子育て」の考え方に転換。2023年7月頃からInstagramで「家事は時短で全力子育て」をコンセプトに、おうち遊びアイデアを発信している。子どもの想像力と挑戦する力を育むことを大切にしている。