猛暑の夏は、どこにも出かけずに、涼しい我が家で過ごしたいものですよね。
しかし、赤ちゃんと室内で過ごす時も熱中症対策は必須!
赤ちゃんはまだ体温調整が上手にできません。大人の体感温度に合わせてエアコンをガンガンにすると赤ちゃんには寒すぎる場合があります。
逆に、扇風機だけだと、赤ちゃんにとっては暑すぎて汗疹になっちゃった…という失敗も。
そこで今回は、暑い夏に赤ちゃんと室内で快適に過ごす方法をご紹介!ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
- 室内でも熱中症になることも。夏は室内対策も必須
- 赤ちゃんが快適に過ごせる部屋の温度
- クーラーの設定温度、赤ちゃんは何℃がベスト?
- あかちゃんの夏の敷布団やかけ布団はどんなものを選べばいい?
- これは夏にあると便利!赤ちゃんのための室内暑さ対策グッズ6選
- 私が実際にやっていた室内での暑さ対策
- 室内でも暑さ対策をしっかりと!
室内でも熱中症になることも。夏は室内対策も必須
暑い夏は、紫外線や熱中症、日射病、脱水症状などにならないか心配ですよね。
「家にいれば安全だわ」と思ってしまいますが、実は、室内にいてもそうしたリスクから逃れられないのをご存じですか?
近年は、夏の暑さが非常に厳しく、屋内でも熱中症になる人が増えています。赤ちゃんは、大人よりも熱中症になりやすいのでとくに注意が必要なんです。
赤ちゃんは体温をコントロールする機能が未発達で、熱をうまく発散することができません。
暑さで大量の汗をかき、脱水症状になることも…。また、自分で涼しい場所へ移動したり、水やお茶を飲んだりできないのも、赤ちゃんが熱中症になりやすい要因の1つです。
夏の室内における熱中症対策のポイントは、「エアコンによる温度管理」と、「赤ちゃんのようすをこまめにチェックすること」の2点です。
赤ちゃんが快適に過ごせる部屋の温度
赤ちゃんが快適に過ごせる夏場の室温は「26~28℃」が目安。
うだるような暑さが続くと、エアコンの設定温度を低くしてガンガンに冷やしたくなりますよね。でも、「大人が感じる快適」と、「赤ちゃんが感じる快適」は同じではありません。
大人をスイカ、赤ちゃんを小さなミカンにたとえて考えてみてください。
冷蔵庫で冷えやすいのも、外に出したときにぬるくなりやすいのも、小さいミカンではないでしょうか。
つまり、大人よりずっと小さい赤ちゃんの体温は、室温の影響を受けやすいということ。
室内にいるときも赤ちゃんに以下のようなサインがないかをこまめにチェックしてください。そして必要に応じて、体温を下げるケアや水分補給をしてあげましょう。
<夏の室内で注意したい赤ちゃんのサイン>
◆汗を大量にかいている
◆顔が赤く、熱っぽい
◆呼吸が早く、苦しそう
◆ぐったりしている
◆おしっこの量・回数が少ない
◆直射日光が当たっている
◆エアコン・扇風機の冷風が直接当たっている
クーラーの設定温度、赤ちゃんは何℃がベスト?
猛暑の夏に赤ちゃんと室内で過ごすときは、クーラーが欠かせません。
温度設定は「26~28℃」がベスト。湿度調整ができるクーラーなら、湿度を「50~60%」に設定しておくこともお忘れなく!
湿度が高いままだと、同じ室温でも暑さを感じてしまうからです。
また部屋の間取りにもよりますが、エアコンの冷気が当たりにくい場所や日当たりのよい場所だと、設定温度より室温が高くなる可能性があります。
また冷気は下に溜まる性質をもつため、床で遊んでいる赤ちゃんと、ベビーベッドで寝ている赤ちゃんとでは体感温度が異なります。
クーラーの設定温度だけに頼らず、扇風機やサーキュレーターを活用して、室内に冷気が循環するように工夫するとよいですよ!
なお、外気との温度差が大きすぎると赤ちゃんのからだに負担がかかるので、外出予定があるときは温度差が5℃以内になるよう設定しておきましょう。
あかちゃんの夏の敷布団やかけ布団はどんなものを選べばいい?
夏の朝、赤ちゃんを布団から抱き上げると、赤ちゃんが寝ていた場所が汗でぐっしょり濡れている…なんてことは日常茶飯事。「ベビーベッド用の布団にカビが生えた!」と仰天していたママ友もいましたよ。
汗っかきな赤ちゃんにおすすめの敷き布団とかけ布団をご紹介します。
ひんやり冷たい「冷感敷きパッド」
触るとひんやり感じる「接触冷感生地」を使用した敷きパッド。
あくまでも「冷感」なので、クーラーと併用しても冷えすぎることがなく安心です。パッドにはふわふわの中綿がたっぷり入っていて、肌触りも気持ちいいですよ。
四隅にゴム付きなので、ベビー布団にサッと装着でき、ズレることもありません。毎日布団が干せなくても、敷きパッドを洗濯すれば清潔感が保てまるので便利です。乾きが速いのもうれしいですね!
さらさらで気持ちいい「日本製ガーゼケット」
さらさらふわふわの肌触りが気持ちいいガーゼケット。織目の異なるガーゼを6重に重ねているので、通気性・吸湿性に優れ、暑い夏も快適です。
洗濯してもへたらず、どんどん肌なじみがよくなっていくので、赤ちゃんにとって手放せない1枚になること間違いありません!
デザインはかわいいきのこ柄とチェック柄のリバーシブル仕様。北欧テイストのベビー雑貨ブランド「Hoppetta」の人気アイテムですよ。
これは夏にあると便利!赤ちゃんのための室内暑さ対策グッズ6選
さて、ここからは、暑さ対策に役立つ便利グッズをご紹介します。おすすめポイントもあげていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.敷いてもかけても「ひんやりケット」
触るとひんやりする接触冷感素材のケットは、寝具メーカー「西川リビング」のもの。もちろん安心の国産品です。
サイズは75×100cmと赤ちゃんに使いやすい大きさ。暑いときは床や布団の上に敷いて、プレイマットやお昼寝マットとして使えます。
裏面はふんわりやさしい二重ガーゼ素材になっているので、かけ布団代わりにもおすすめ。また、UVカット率98%以上なので、外出時にも使えます。1枚でいろいろな使い方ができる、夏に便利な万能ケットです。
2.汗冷えを防ぐ「汗取りパッド」
汗っかきの赤ちゃんは、クーラーのきいた室内にいても汗をかくので、汗冷えが心配です。
汗取りパッドをあらかじめ背中に挟んでおけば、汗をかいても引き抜くだけ!着替えさせる手間が省けます。
吸汗性・通気性に優れていて、洗濯してもすぐ乾くので毎日ヘビロテできますよ。
3.暑い日にギュッとしたい「ひんやりぬいぐるみ」
お腹の部分に、ひんやり冷たさを感じる生地を採用したぬいぐるみです。お腹以外の部分も、しっとりもちもちとした触り心地で暑苦しさがありません。
柴犬・パグ・しろくま・ペンギンなどいろいろな種類があり、いずれも長さ50cm前後。赤ちゃんがギュッとしたり、一緒にねんねしたりするのにピッタリな大きさです。暑い日の室内遊びはもちろん、一緒にお出かけするのもおすすめですよ。
ただし、ぬいぐるみは窒息の原因となるため個人的には、1歳を超えてからの方が良いと思います。
4.汗まみれのお昼寝にさよなら!「日本製のゴザ」
涼しい部屋で寝ても、汗びっしょり…。そんな赤ちゃんに最適な寝ゴザです。サイズは約70×120cmで、ベビー布団の上に敷いて使えます。
ゴザの原料は、100%国産のイグサ。除湿・保湿性能に優れているので、汗っかきな赤ちゃんも快適に眠れますよ。
また高い抗菌・防臭効果があるので、洗濯しなくても清潔感が保たれ、汗臭くならないのはうれしいですね。
暑苦しい夏にイグサの香りをかぐと、爽やかな気分に!イグサの香りには精神を安定させる成分が含まれているそうなので、家族みんなが癒されますね。
5.涼しい着心地でおしゃれな「甚平」
家の中で涼しく過ごさせたいとき、赤ちゃんにどんな服装をさせますか?
「暑いから下着1枚やオムツだけ…」でもいいですが、おすすめは綿100%の甚平です。
夏の衣類として作られているだけあって、着心地がよく、風通しもグッド。赤ちゃんが寝ている間に着替えさせるのも、甚平なら簡単です。私は夏のパジャマとしても着させていましたよ。
甚平はお祭りやお出かけ用に買ってもすぐにサイズアウトしてしまいがち。夏にガンガン着て活用するのがおすすめです。
6.赤ちゃんも食べられる「手作りアイス」
1歳を過ぎた赤ちゃんにおすすめ。カンタンに手作りできる、赤ちゃん用のアイスです。
アイスの素に牛乳を混ぜて冷凍庫で冷やすだけで、おいしいアイスが完成します。これなら不器用な私でも作れます!
赤ちゃんのために考えられたアイスなので、甘さは控えめ。乳脂肪50%オフで、着色料・保存料は無添加です。積極的に摂らせたいカルシウムも入っていますよ。
1食分で、ひとくちサイズのアイスが3個作れます。「ミルクバニラ味」のほかに、「リンゴにんじん味」と「かぼちゃ&さつまいも味」があるので、夏のおやつのバリエーションを増やせますよ。
私が実際にやっていた室内での暑さ対策
夏に家で過ごすときに、私なりに気を付けていたことや暑さ対策のために実践していたことなどをご紹介しますね。すぐできることばかりなので、みなさんの参考になればうれしいです!
対策1. こまめに水分補給!
夏場は、親である自分自身も意識して水分をとるようにしていたので、「自分が飲むときは赤ちゃんにもあげる」というペースであげていました。大体15~30分おきに1回あげる感じですね。
あげるのは麦茶です。赤ちゃんが飲みたがらないときは、唇を濡らすだけでもいいと思いますよ。
対策2. ほぼ毎日、お風呂で水遊び!
おすわり~ハイハイ頃になると運動量が増えて、赤ちゃんはますます汗っかきに。
うちの子は首や太ももなどが汗疹になりそうだったので、毎日お風呂場で水遊びをさせていました。お風呂場なら日焼けの心配もなく、後片付けもラクラクです。
わが家にはプラスチック製の大きなベビーバスがあり(実家の母が買ってくれた)、正直邪魔だったのですが、水遊びプールとしてとっても重宝しましたよ!
対策3. うちわで遊ぶ!
まだ赤ちゃんが寝返りもできない月齢の頃ですが、うちわで顔を仰いでやると「ふぎゃ!」という感じで喜ぶのでよくやっていました。
ベビーベッドや机の端に、長めの毛糸を垂らして、それをうちわであおいで動かす遊びも喜ばれましたよ。「つかめそうで、つかめない」のが面白いらしく。
ちょっと…というか、だいぶ貧乏くさいですが、赤ちゃんって意外とシンプルな遊びを喜ぶんだな~と学びましたね。うちわであおぐので、暑さ対策にもなっていたかなと思います。
室内でも暑さ対策をしっかりと!
気温の高い日は、赤ちゃんと室内で過ごすときも暑さ対策が欠かせません。
室内における暑さ対策のポイントは2つ。「クーラーで室温管理をすること」と、「赤ちゃんのようすを見逃さないこと」。
どちらも基本的なことですが、大事なことです。
今回ご紹介した暑さ対策グッズも活用しながら、猛暑の日も赤ちゃんと快適に過ごしましょう!
\外出時の暑さ対策も忘れずに!/
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