赤ちゃんは大人よりも暑がり。特に、言葉で不快感を伝えられない月齢の赤ちゃんにはママが万全な暑さ対策をしてあげなければいけません。
大人でもぐったりしてしまう猛暑でも赤ちゃんができるだけ快適に過ごせるように、まずは服装から対策を練っていきましょう。
私の娘が6月生まれということもあり、今回は、初めての夏を迎える赤ちゃんが快適に過ごせるような夏服の選び方をご紹介します!ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
- 猛暑の夏。赤ちゃんの服装はどうすべきか【月齢別】
- 赤ちゃんの夏服に適した素材
- 月齢関係なく夏に持っておいた方がよいアイテム
- 赤ちゃんの就寝時の夏パジャマの選び方
- 赤ちゃんの夏服におすすめ9選
- 赤ちゃんの夏服は機能性を重視。組み合わせができるシンプルな服装を!
猛暑の夏。赤ちゃんの服装はどうすべきか【月齢別】
赤ちゃんは体温調節機能が未発達。夏を乗り切るためには涼しい夏服を選び、ママが上手に体感温度を調節してあげることが必要です。
0歳の赤ちゃんは成長の著しい時期なので、月齢に合わせた服装でしっかりと暑さ対策をしましょう。
新生児
・短肌着…5枚以上
・コンビ肌着、ボディスーツ…5枚以上
・長肌着、ツーウェイオール…1~2枚
真夏なら短肌着1枚で過ごすこともできます。おうちの洗濯サイクルに合わせて余裕を持って枚数を用意してくださいね!
長肌着やツーウェイオールは足までカバーしてくれて、下に短肌着を重ね着できるため、クーラーなどの効き方によって調節可能な組み合わせです!
コンビ肌着やロンパースも家では1枚でOK。
外出の際はそのままでも、また上からパンツやスカートを履かせるだけでパッと出られるので持っていると楽だと思います。
また、股下にスナップがある夏服は、おなかが出なくなるので腹冷えの心配がない気がして、私はよく使っていました。
前開きタイプ?
被るカットソータイプ?
新生児の時の娘は、予想よりも〝ぐにゃぐにゃ“だと感じました。
そのため、新米ママには前開きのものがおすすめです。慣れてくれば首が座ってなくても被るタイプの洋服を着せることができます。
逆に、赤ちゃんが動くようになってからは前開きのものだと着せにくいので、パッと頭からかぶせてしまった方が楽になります。
布おむつのママは要注意!
私は、赤ちゃんが生まれる前は最低必要な枚数である5~6枚、前開きの服装メインで短肌着とボディスーツを購入しました。
実際に生まれてきてから、身長体重を見てもう10枚程度を足し買い。ツーウェイオールは1枚だけ試しに購入しました。
そのうち、ツーウェイオールは布おむつだったこともあってあまり使いませんでした。
ツーウェイオールは、布おむつだとデザインによっては太ももの付け根のスナップが留められないのです。
スナップを留めずに着せることもできますが、夏服としてなら短肌着でも問題なし。結局、出番があまりなくサイズアウト。
ボディスーツは足の部分を全くカバーしませんからスナップも問題なく留められます。布おむつ派のママは要注意です。足が寒いかな?と思ったときはレッグウォーマーを履かせます。
生後1〜6ヶ月(ハイハイがまだできない時期)
・ボディスーツ…10枚程度
・コンビ肌着…5枚程度
・ツーウェイオール…5枚程度
新生児の時に用意した短肌着がまだ使えるなら活用しても良いと思いますが、足をバタバタさせるようになるので裾がはだけてしまうかも知れません。
私のおすすめはボディスーツです。
新生児の時は前開きが良いと思いましたが、寝返りをするようになると前開きの紐の結び目などが気になり出したので、頭から被るカットソータイプをメインに使いました。
ボディスーツは2歳くらいまで長く使えるアイテムです。それ以降は、トイレトレを始めると股下スナップが面倒になります。トイレトレ前にのみ活躍するアイテムだと思いました。
被り型ボディスーツの
「本当の」使い方
両肩のところにスリットがあり、被りやすくなっているのは気づくと思います。
でも、そこだけではボディスーツの良いところを半分しか活用していないことになります。
実は、あのスリットは、下に引っ張っておろせるように作られているんだそうですよ!
実際、娘がとても破壊力のあるうんちをしてしまいオムツから漏れてしまった時、下に引いたらするっと脱げました。
汚れた部分から頭を出さなければいけないと、髪についたりしてきれいにしなければいけない場所が増えてしまいますよね。ぜひ、「下に引っ張る」テクニックを覚えておいてくださいね。
生後7〜12ヶ月(ハイハイ/つかまり立ちできるようになる時期)
・ボディスーツ…10枚程度
・コンビ肌着…5枚程度
・丈の短かすぎないTシャツと柔らかパンツ…5セット程度
行動範囲が広がるので、夏服として涼しいだけでなく、動きやすさも考慮してあげたい時期。
私のおすすめは、これまでの赤ちゃんらしい夏服だけでなく、シャツとパンツ(女の子ならレギンス)という服装です。
ボディスーツとパンツでもOKですが、活発な子だと股のスナップをする前に動きだす可能性も…。娘は9か月で歩き始め、1歳の誕生日には走っていましたので後を追いかけながらスナップを留めるのが大変でした。
ハイハイ時期
女の子のスカートは気を付けて!
夏服・冬服関係なく、おうち遊びの時の女の子のスカートはあまりおすすめしません。ハイハイしたりつかまり立ちする時に足に引っかかってしまう可能性があるからです。
見た目は可愛らしいので、お出かけのときにママの好みで着せてあげたらいいと思います。
赤ちゃんの夏服に適した素材
赤ちゃんの洋服は綿100%がおすすめです。
特に、インド綿は風通しが良く涼しいですよ。
同じ綿でも素材の選び方で涼しさが大きく変わってくるので、夏服の素材選びはとても大事です。
そのほか、竹繊維のものも涼しくておすすめです。
また、色は黒っぽいものでなく、白っぽいものを。汚れやすいので白っぽい洋服を買うのは戸惑ってしまいますが、大人でも夏の黒服は暑いですよね。
赤ちゃんは大人より汗をかきやすいですし体温調節がうまくできないので、夏服の素材は気温に合わせてしっかり選んであげましょう。
フライス
綿などをメリヤス編みにした生地です。ふんわりとしており、特に横方向への伸縮性に富んでいます。夏服だけでなく、一年中使えるので便利な素材です。
天竺(てんじく)
綿や麻を平編みにした生地です。Tシャツの素材としておなじみ。
軽くて薄手、通気性に優れたさらりとした肌触りが夏服の素材としてピッタリです。
ただし、フライスと比べると伸縮性は劣ります。
麻を天竺編みにしたものは、パリッとして涼しいですが、赤ちゃんにはちょっと固めのイメージがあります。
モノによっては麻でもとっても柔らかいものがあります。でも、通販などではそこまで分かりませんよね。返品可能なものか、できれば実際に触って柔らかさを確認してから購入したい素材です。
メッシュ
通気性に最も優れているのがメッシュの素材だと思います。綿で作られたものを選びましょう。
ガーゼ
平織りの生地です。柔らかく通気性に優れていますが、使い続けると型崩れしやすいと思います。吸汗性に優れているので夏の汗をかく時期には良い素材です。ただし、数枚重ねてしまうと熱がこもってしまうので注意。
月齢関係なく夏に持っておいた方がよいアイテム
外と部屋の中との気温差が激しかったり、太陽が照りつける日の熱中症予防に、月齢と関係なく以下のアイテムを用意しましょう。
赤ちゃんがより快適に過ごせるだけでなく、熱中症や過度な日焼けを予防する効果のあるアイテムは忘れないようにいつもカバンに入れておくことがおすすめです。
帽子
帽子は暑い太陽の日差しを防ぐために必要です。柔らかく、つばの広いもの。そして、帽子のあごひもは必須です。
あごひもは結ぶタイプではなく、ゴムかマジックテープが先についるものを選びましょう。
帽子を嫌がる場合は、何度も根気よく被らせたり、お店で「どっちがいいかなー」と選ばせて、手に取った方を購入してみましょう。
また、帽子は予備を持ち歩くのがおすすめ!知らないうちにベビーカーからポイッとする子もいます。
わが娘は帽子は被ってくれましたが、ゴムタイプは緩めても痛いと言いました。多分、締め付け感があったのだと思います。そのため、個人的にはマジックテープがおすすめです。
レッグウォーマー
出典:Amazon
レッグウォーマーは年間を通してとても便利なアイテム。
ソックスのように被せるだけなので、抱っこ紐でも一度赤ちゃんをおろす必要がありません。
クーラー対策だけでなく、ハイハイのときの膝のプロテクターとしても使えます。
薄手の羽織
カーティガンなどの薄手の羽織や、薄いおくるみのようなアイテムを携帯するとクーラーが効きすぎているときもパッと赤ちゃんにかけてあげられるので安心です。
薄手のよだれかけ
出典:Amazon
よだれかけを使わなくても大丈夫という赤ちゃんもいると思いますが、よだれかけが必要な場合は、薄手のものを用意しましょう。
防水布や厚手のよだれかけは首にあせもができることもあります。薄手のよだれかけを頻繁に変えてあるようにしてくださいね。
外出する際は濡れたよだれかけを入れるビニール袋の携帯も忘れずに。また、夏季はカビがすぐに生えてしまうので、家に戻ったらすぐにカバンから出しましょう!
赤ちゃんの就寝時の夏パジャマの選び方
新生児のうちは寝ている時間が長いので普段着もパジャマも同じような素材、形になります。
月齢が進んでお昼寝が午前と午後でまとめて取れるようになったら、生活リズムを整えるために、夜のねんねのときはパジャマに着替えさせてあげましょう。
カバーオール型
娘の場合は夜中の授乳回数が比較的少なかったので、私が寝ているうちにクーラーなどで冷えてしまわないようにパジャマはカバーオール型を選びました。
肩からくるぶしまですっぽり覆ってくれるのでおなかが出ませんし、肩が冷えることもありません。
寝ている時にはたくさん汗をかくので、素材は綿がおすすめです。
スリーパーを活用してみよう!
出典:Amazon
海外では、事故を防ぐために赤ちゃんのベッドの中にはぬいぐるみを含め、何も置きません。
また、毛布やタオルケットなども顔にかかってしまい窒息する恐れがあるので与えません。
寒くないかなと気になる場合は、スリーパーを着せてあげるのはどうでしょうか?
セパレートのパジャマは腰が据わってから
出典:Amazon
お座りができるようになってからは上下が分かれたセパレートタイプでも大丈夫です。
個人的にはボタンで上下を繋げるものは面倒くさいと感じましたが、腹巻きが付いているものはよく着せていました。
赤ちゃんの夏服におすすめ9選
可愛い!と思う夏服があっても、月齢によっては使い勝手が悪いものもありますよね。ここでは、どんなタイプがどの月齢におすすめなのか、月齢別に夏服を紹介します。
新生児
手足を大きく動かすことの少ない新生児は、着せやすさと着心地が優先です。「大人よりも一枚多く」を目安に、涼しすぎないスタイルを選びましょう。
1.短肌着&コンビ肌着 6枚セット
どの季節でも使用できるフライス綿100%。
低体重児で生まれた娘は新生児サイズを6ヶ月着ましたが、通常、このサイズはよく着て2ヶ月。なかには、誕生時にすでに新生児サイズより大きいことも!そのため、普段着にあまり奮発してしまうとがっかりすることになります。
お金はお披露目やお出かけの衣装に回し、普段着はシンプルで経済的なものがおすすめです。
2.前開きボディスーツ
ボディスーツは便利に使えるアイテムです。
これは、私も娘に購入したものと同じですが、部屋着っぽくないのでお客様が来るときにも重宝しました。前あきというだけでなく、白っぽい色目なので涼やかでおすすめの服装です。
様々なブランドからたくさんのデザインが出ているので自分の好みに合うものを探してみてください。
3.長肌着・コンビ肌着
ソフトな肌触りで、洗濯表示タグは肌に当たらないように外縫いです。
日中には適していませんが、夜に少し気温が下がることが予想されるときは夏服にような軽い素材の長袖は便利です。
生後1〜6ヶ月(ハイハイがまだできない時期)
前開きの服装から被るタイプに移行できる時期です。ママの選択の幅が広がりますね。
ハイハイできなくても手に届く範囲のモノを触り、口に持っていってしまうのでボタンなどの飾りの多い夏服はおすすめできません。
1.前あきカバーオール
ボディスーツだとお尻の部分が丸見え?と感じるママには、このようなロンパース型で、洋服感覚の高いカバーオールがおすすめです。
2.半袖ボディスーツ
首が座ってきたら、被るタイプの洋服でも簡単に着せてあげられるようになります。
ご紹介するcarter's(カーターズ)のボディスーツは、つるんとしているので重ね着しやすく、洗濯にも強いのでおすすめです。
このブランドのボディスーツは比較的細身で縦長なのでぼっちゃりさんは要注意。逆にロンパースは横に大きめです。
3.ラップスカート
女の子だけの話になってしまいますが、スカートを履かせてもブカブカして上に上がってきてしまう場合はこんな巻き型のワンピースもあります。
ちょっとお呼ばれ、というときの服装としてどうでしょうか?おむつカバーと一体になっているので着せるのも簡単です。
生後7〜12ヶ月(ハイハイ/つかまり立ちできるようになる時期)
ハイハイやつかまり立ちができるようになってきたら、機能的な服装を選びましょしょう。
男の子の長いサスペンダースタイルや、女の子のワンピーススタイルは涼しそうでも少しお休みです。
1.お尻のデザインが可愛い半そでロンパース
ハイハイを始めた時期におすすめしたいのは、ロンパースです。
四つん這いになったときに邪魔になる装飾がないことが第一条件ですが、お尻のデザインが可愛い服装だと、赤ちゃんのハイハイを応援する大人のモチベーションも思わず上がります。
2.かぼちゃパンツ
Tシャツを合わせる時のボトムとしてておすすめなのがかぼちゃパンツです。
太ももの部分の生地に余裕があるので動きやすいですよ!レッグウォーマーを足しても可愛らしいですよ。
赤ちゃんの夏服は機能性を重視。組み合わせができるシンプルな服装を!
夏服を選ぶときのポイントは、素材は涼しくて洗濯がしやすいもの、月齢に合わせて動きやすいもの、組み合わせで体温調節ができるものです。
個人的なおすすめは半そでですが、ノースリーブを好むママさんもいるかと思います。その場合には、脇の下の汗をキチンと拭ってあげましょう。
また、何度もお着換えさせなくてよいように汗取りパットなどの便利グッズを利用しても良いですね。
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